イチケイのカラス:2023年1月に映画化 ファンが「続編コール」 竹野内豊「大変うれしい」

2023年1月13日公開の映画「イチケイのカラス」に出演する竹野内豊さん(左)と黒木華さん(C)浅見理都/講談社(C)2023 映画「イチケイのカラス」製作委員会
1 / 1
2023年1月13日公開の映画「イチケイのカラス」に出演する竹野内豊さん(左)と黒木華さん(C)浅見理都/講談社(C)2023 映画「イチケイのカラス」製作委員会

 俳優の竹野内豊さん主演で2021年4月期にフジテレビ系“月9”ドラマ(月曜午後9時)として放送された「イチケイのカラス」が映画化され、2023年1月13日に公開されることになった。自由奔放な裁判官・入間みちお役で竹野内さん、エリート裁判官・坂間千鶴役で女優の黒木華さんが続投。ドラマから2年後の物語で、裁判官の「他職経験制度」を利用した坂間が弁護士として登場する。東宝が7月5日、発表した。

ウナギノボリ

 「イチケイのカラス」は、マンガ誌「モーニング」(講談社)で連載された浅見理都さんの同名マンガが原作。一つ一つの事件に粘り強く向き合う刑事裁判官・みちおと、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(イチケイ)の仲間たちの活躍を描く。民放の連続ドラマ史上初めて刑事裁判官を主人公にした設定と、切ない人間ドラマが話題となり、視聴率は全11話2桁を達成した。

 映画は、みちおがイチケイを去ってから2年後のストーリー。岡山県瀬戸内に異動になったみちおは、史上最年少の防衛相にまつわる傷害事件を担当していた。事件の背景にあった近海で起きたイージス艦の衝突事故を調べていくが、航海内容は全て国家機密。みちおは伝家の宝刀「職権発動」(刑事訴訟法128条に基づき、裁判所主体で検証を行う捜査)が通用しない難敵に挑んでいく。

 一方、みちおと共に数々の事件を裁いてきた千鶴は、裁判官の他職経験制度のもと、弁護士として働き、町を支える地元大企業に関わる事件を担当していた。そこで、ある疑惑が浮上。二つの事件には、衝撃の真実が潜んでいた、というストーリー。映画「コンフィデンスマンJP」シリーズをはじめ、数々のヒット作を手掛けてきた田中亮(あきら)監督と、脚本家の浜田秀哉さんが、ドラマから引き続きタッグを組む。

 竹野内さんは「テレビドラマの放送が終了してから、あっという間に1年がたちます。『イチケイのカラス』は、さまざまな場所で続編を望む温かいエールを、本当に多くの方々からいただいておりました。イチケイを再びお届けできることを大変うれしく思います。新たな映画スタッフ、そして新豪華キャストがオリジナルメンバーに加わり、よりパワーアップした『映画、イチケイのカラス!』をぜひご期待ください」と呼び掛けている。

 

映画 最新記事