カベポスター:ABCお笑いグランプリ優勝も「プレッシャーなかった」 ytv漫才新人賞に続き今年2冠目

「第43回ABCお笑いグランプリ」で優勝したお笑いコンビ「カベポスター」の永見大吾さん(左)と浜田順平さん
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「第43回ABCお笑いグランプリ」で優勝したお笑いコンビ「カベポスター」の永見大吾さん(左)と浜田順平さん

 若手芸人の日本一を決める「第43回ABCお笑いグランプリ」(ABC)で7月10日、優勝したお笑いコンビ「カベポスター」が同局(大阪市福島区)で開催された会見に出席。今年3月の「第11回 ytv漫才新人賞」でも優勝し、今年2冠と勢いに乗るコンビだが、浜田順平さんは「ytvで優勝して、一つの形を残せることができ、仕事も増えたのでバイトをやめることもできました。いい意味でプレッシャーがなくなったので、(今日は)緊張しませんでした」と勝因を自己分析した。

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 カベポスターは、ボケの永見大吾さん、ツッコミの浜田さんによるコンビ。吉本興業所属で結成8年目。ABCお笑いグランプリでは2019年に初の決勝進出を果たすと、決勝に4年連続出場。2019年、2021年に準優勝している。永見さんは「4年間、報われなかった思いがようやく報われます」と安堵(あんど)の表情を見せた。「ytv取るまでは切羽詰まったところがありました」と振り返り、「取ってからは関西の賞レースは(活動)10年目以下という制限があり、(残り少ない)貴重な賞レースだから楽しもうという気持ちが芽ばえてきた」と語った。

 年末に行われる同局の漫才コンテスト「M-1グランプリ」に向けた意気込みを聞かれると、永見さんは「ABCで自信のあるネタをしてしまったので、M-1用のネタがないので、今は考えないようにしています」と本音を漏らした。浜田さんは「僕は決勝に行きたいですね! ここで出し切ってしまったので、また一からです」と話した。

 「ABCお笑いグランプリ」は、デビュー10年以内のお笑い芸人を対象にしたコンテストで、漫才やコント、ピン芸、マジック、落語などジャンルは問わない。優勝賞金は100万円。前身の「ABCお笑い新人グランプリ」では、お笑いコンビ「ダウンタウン」「ナインティナイン」「中川家」「フットボールアワー」「かまいたち」「霜降り明星」らがグランプリを受賞。若手芸人の登竜門的なコンテストになっている。

 今年は、2021年の574組を上回る608組がエントリー。決勝には「青色1号」「かが屋」「カベポスター」「Gパンパンダ」「ダウ90000」「天才ピアニスト」「ドーナツ・ピーナツ」「ハノーバー」「フランスピアノ」「ヨネダ2000」「令和ロマン」、こたけ正義感さんの12組が進出。ファーストステージでは3ブロックに分かれ、各ブロック4組のうち1組がファイナルステージに進出。カベポスターと令和ロマン、こたけ正義感さんの3組で優勝を争った。

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