鎌倉殿の13人:小栗旬、佐藤二朗&横田栄司と大分・国東でスペシャルトーク 「登場人物が次々と変わる」ドラマ撮影エピソードも

大分県国東市で開催された大河ドラマ「鎌倉殿の13人」スペシャルトークショーに登場した(左から)佐藤二朗さん、小栗旬さん、横田栄司さん=NHK提供
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大分県国東市で開催された大河ドラマ「鎌倉殿の13人」スペシャルトークショーに登場した(左から)佐藤二朗さん、小栗旬さん、横田栄司さん=NHK提供

 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)で、北条義時を演じる小栗旬さん、比企能員を演じる佐藤二朗さん、和田義盛を演じる横田栄司さんが7月24日、くにさき総合文化センター(大分県国東市)で開催されたスペシャルトークショーに登場した。義時役の小栗さんは、上総広常(上総介、佐藤浩市さん)が殺害されたシーンなどでは、現場もピリッとした雰囲気だったことなどを紹介し、「ドラマでは、鎌倉殿が変わった。登場人物が次々と変わるため、現場の空気感が変わる」など、今回のドラマ特有の制作の難しさも明かした。

 大分県国東市は、瀬戸内海に突き出た半島で、古代から海上交通の要所とされており、古くは六郷満山文化という仏教文化が栄え、神仏習合の発祥地としてその文化が今日まで受け継がれている地でもある。

 「吾妻鏡」など歴史書に上陸の地についての記載はないが、平家討伐を命じられ、九州に進軍した源範頼が、国東に上陸した可能性が高いのではないかということが、今回のトークショー開催のきっかけとなった。

 当時、長門(現在の山口県)まで進撃した範頼軍は、兵船の欠如から苦戦が続き九州への渡海が難航。兵糧も得られないままの長期遠征によって、従軍する御家人たちに厭戦気分が蔓延するなど士気が低下する。そんな中、豊後国大野郡緒方荘の荘司であった緒方三郎惟栄が兵船82艘を献上し、九州に範頼軍を上陸させた。

 ドラマでは、同エピソードが詳しく描かれることはなかったが、このことにより源氏方は壇ノ浦での平家滅亡までの重要な足がかりを得た。

 トークショーの前日、小栗さんらは上陸の候補地である国東市の熊毛浦や岐部浦などを回り、横田さんは「自分の足でゆかりの地を巡り、その時代のことに思いをはせることができた。戦いがあり、命を落としていたという歴史を思うと少し悲しい気持ちにもなります。」と感想を語った。

 会場には抽選で選ばれた約650人の観客が集まり、撮影時のエピソードなどとともに、範頼軍の九州上陸地に関する新たな可能性に興味深く耳を傾けた。トークショーを終え、佐藤さんは「国東市の山、海、人のおおらかさがとても印象深く残っています。食事やお酒もとてもおいしかった。楽しい夏休みを過ごせた気分です」と満足気な様子だった。

 一方、トークショーの主催者である国東市の三河明史市長は、「今日のスペシャルトークを大変楽しみにしていた。国東市は古代から仏教文化が栄えたところで歴史や伝承など豊富にあるが、このような可能性があることは、今回初めて知りました。事実は、これからの研究により明らかになっていくのでしょうが、800年も昔に範頼軍がこの国東に上陸したことを思うと歴史的情緒を感じるお話でした」とコメント。

 今回のトークショーを受け「この国東半島からは、北は山口県防府市や南は四国の佐多岬などがすぐ近くに見えます。これをきっかけに、海を隔てた近くの地域との歴史的なつながりを再発見し、文化や食、観光などをとおした交流ができれば」と意気込んだ。

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