奈緒:GP帯の民放連ドラ初主演 漁業6次産業化に成功したシングルマザー役 脚本は森下佳子

10月期の連続ドラマ「ファーストペンギン!」に主演する奈緒さん=日本テレビ提供
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10月期の連続ドラマ「ファーストペンギン!」に主演する奈緒さん=日本テレビ提供

 女優の奈緒さんが、10月期の連続ドラマ「ファーストペンギン!」(日本テレビ系、水曜午後10時)で主演を務めることが7月27日、明らかになった、奈緒さんがゴールデン・プライム帯(GP帯)の民放連ドラに主演するのは初めて。実話をもとに、漁業の世界に飛び込んだシングルマザーを描く物語で、森下佳子さんが脚本を手がける。森下さんが同枠のドラマの脚本を担当するのは、2002年7月期の「東京庭付き一戸建て」以来20年ぶり。

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 主人公の岩崎和佳(いわさき・のどか、奈緒さん)は「家なし、金なし、仕事なし」のシングルマザーで、ひょんなことから出会った漁師に「1万円で、俺たちの浜を立て直してくれ!」と頼まれ、引き受ける。タイトルは、臆病な動物とされるペンギンの中で、最初に海に飛び込む「勇気ある一羽目」を「ファーストペンギン」と呼ぶことに由来した。

 和佳のモデルとなったのは、女性誌「日経WOMAN」(日経BP社)が選ぶ「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2014」でキャリアクリエイト部門を受賞した坪内知佳さん。「アジとサバの違いも分からない」素人だった坪内さんは、市場を通さず魚を直接店舗などに販売するシステムを構築し「漁業6次産業化」として国に認定された。

 その後、事業ブランド「萩大島船団丸」を設立して代表に就任。2014年には株式会社化し、その活躍はニュース番組「news every.」(同、月~金曜午後3時50分)や「news zero」(同、月~木曜午後11時、金曜午後11時半)でも取り上げられている。

 奈緒さんは「私自身『民放GP帯の連続ドラマの主演』という新しい挑戦に飛び込むことになるので、ドキドキとワクワクとほんの少しの不安が入り交じった状態で企画書を読ませていただいたんですが、和佳さんの“何事も諦めない、ヒーローみたいにタフなところ”にいつか自分がなりたいと思っていた姿が重なって、ぜひ演じさせていただきたいと思いました」と語る。

 また、脚本の森下さんについては「森下さんのお書きになっているドラマは拝見していましたし、個人的にもとても好きだと思っていたので、ご一緒できること自体とても光栄です」とコメント。「森下さんによってどんな言葉やせりふが紡ぎ出されるのか、私自身台本を受け取るのがすごく幸せだなあと今から思っています。また森下さんが手がけられる久しぶりの日本テレビのドラマで、新しく“化学反応”が起きるような挑戦ができたらいいなと強く感じています」と話している。

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