2016年6月に発表され、動画サービス「TikTok」で話題になった乙野四方字(おとの・よもじ)さんの小説が原作の劇場版アニメ「僕が愛したすべての君へ(僕愛)」(松本淳監督)と「君を愛したひとりの僕へ(君愛)」(カサヰケンイチ監督)の新たなビジュアルが8月17日、公開された。原作は、二つの作品の世界が交差する設定が話題となっており、ビジュアルは、それぞれの世界の主人公とヒロインが恋に落ちた瞬間を切り取っている。
ウナギノボリ
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ビジュアルには、「僕愛」の主人公・高崎暦とヒロインの瀧川和音、「君愛」の主人公・日高暦とヒロインの佐藤栞が、それぞれを見つめる姿が描かれている。二つのビジュアルは「8月17日午前10時」に公開され、同日時はストーリーにおいて重要な鍵を握っているという。
「僕愛」と「君愛」は、並行世界を行き来することができる世界を舞台に、同じ名前の二人の少年がそれぞれの世界で一人の少女と恋に落ちる姿が描かれる。2作品はそれぞれストーリーは独立しているが、どちらも読むと二つの世界が絡み合い交差していることに気付くという斬新な設定がTikTokなどで話題になった。ハヤカワ文庫から小説が発売され、累計発行部数は40万部を突破している。
アニメは、タツノコプロのレーベル「BAKKEN RECORD」が「僕愛」、「ルパン三世」シリーズなどで知られるトムス・エンタテインメントが「君愛」をそれぞれ製作する。宮沢氷魚さんが声優初挑戦で「僕愛」の主人公の高校生・高崎暦と「君愛」の主人公の小学生・日高暦を演じるほか、橋本愛さんが「僕愛」のヒロイン・瀧川和音役、蒔田彩珠さんが「君愛」のヒロイン・佐藤栞役の声優を務める。10月7日に2作同時公開。
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