僕愛&君愛:二つの物語のラブストーリー “胸キュン”映像公開 須田景凪、Saucy Dogの主題歌も

「君を愛したひとりの僕へ」の一場面(C)2022 「僕愛」「君愛」製作委員会
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「君を愛したひとりの僕へ」の一場面(C)2022 「僕愛」「君愛」製作委員会

 乙野四方字(おとの・よもじ)さんの小説が原作の劇場版アニメ「僕が愛したすべての君へ(僕愛)」(松本淳監督)、「君を愛したひとりの僕へ(君愛)」(カサヰケンイチ監督)の特別映像が10月6日、公開された。それぞれの作品で描かれるラブストーリーに焦点を当てた“胸キュン”映像で、歌手の須田景凪さんが歌う「僕愛」の主題歌「雲を恋う」、バンド「Saucy Dog(サウシードッグ)」による「君愛」の主題歌「紫苑」がそれぞれ流れた。

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 「僕愛」の映像は、年老いた主人公・高崎暦の「もうすぐ僕はこの人生を幸せに終える……」というせりふから始まり、高校時代に出会った高校生の暦とヒロイン・瀧川和音が心を通わせ、長い生涯を共に過ごしていく姿が描かれている。

 「僕愛」の高崎暦役、「君愛」の主人公・日高暦役を1人2役で務める宮沢氷魚さんは、主題歌「雲を恋う」について「すごく前向きになれる明るい曲だと思いました。聴いているとテンションが上がって、ちょっと走り出したくなるようなすてきな曲で、『僕愛』の世界観にすごくマッチしていると思います」とコメント。和音役の橋本愛さんは「“悲しいこともたくさんあるし、進んだ道の先では別れてしまうこともあるかもしれない。でも、その先にはきっと幸せがあるはず”と思わせてくれるような、前向きなエネルギーを感じました」と話している。

 「君愛」の映像は、幼少期に出会った主人公・日高暦とヒロインの佐藤栞が中学生になり、互いに恋心を募らせていく様子が描かれている。「君愛」の主題歌「紫苑」について宮沢さんは「少し心がツンと痛むというか、どこか刺激されるような曲だと思いました。つらい中にも希望を感じる部分があって、『ここを乗り越えて一層強くなろう!』という思いが伝わってくる感じがしました」と話している。栞役の蒔田彩珠さんは「Saucy Dogさんの曲が大好きなのですごくうれしかったし、映画にもすごく合っていると思いました!」とコメントを寄せている。

 「僕愛」と「君愛」は、並行世界を行き来することができる世界を舞台に、同じ名前の二人の少年がそれぞれの世界で一人の少女と恋に落ちる……というストーリー。ハヤカワ文庫から小説が発売されており、累計発行部数は40万部を突破している。

 アニメは、タツノコプロのレーベル「BAKKEN RECORD」が「僕愛」、「ルパン三世」シリーズなどで知られるトムス・エンタテインメントが「君愛」をそれぞれ制作する。10月7日に2作同時公開。

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