カンブリア宮殿:カゴメ「トマトの会社」から「野菜の会社」へ 健康ビジネスの全貌

8月18日放送の「カンブリア宮殿」に出演する「カゴメ」の山口聡社長(C)テレビ東京
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8月18日放送の「カンブリア宮殿」に出演する「カゴメ」の山口聡社長(C)テレビ東京

 8月18日放送の経済情報番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京系、木曜午後11時6分)は「トマトの会社から野菜の会社へ カゴメ健康ビジネスの全貌」と題し、大手食品メーカー「カゴメ」の山口聡社長を招き、同社のビジネス方針に迫る。

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 トマトジュースやトマトケチャップなど「トマトの会社」のイメージが強かったカゴメが、今「野菜の会社」に変貌しているという。野菜をふんだんに使った加工食品だけでなく、ほうれん草や小松菜のベビーリーフなど生鮮野菜も販売している。

 手をかざすだけで野菜摂取量を測ることができる「ベジチェック」という機械をスーパーや企業の社食などに設置しているほか、カゴメの管理栄養士が企業に出向き、健康的な食生活の指導を行うビジネスも拡大中だという。さらに、野菜の収穫体験や工場見学、地場野菜を使った料理を楽しめる「野菜のテーマパーク」もオープンした。

 なぜ、野菜全般に事業を拡大したのか。山口社長が入社した1983年当時、カゴメの業績は不振だった。焼肉のタレやレトルトカレーなど事業の多角化を推し進めたが成功せず、当時、商品開発部にいた山口社長は在庫の山を目にすることになった。その後、2013年に「トマトがメタボに効く」とトマトブームが巻き起こり、トマトジュースは店頭から消えるほど売れたが、ブームが去ると反動で再び危機的な状況に陥った。

 「本業と無関係の多角化は難しい。トマト一本槍でも限界がある」。そう気づいた山口社長は、トマトを軸に野菜全般へと事業を拡大する方向に舵を切ったという。

 番組は、作家の村上龍さんと、女優の小池栄子さんがMC。「未来の進化」を担う経済人を迎え、トークする。

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