ONE PIECE FILM RED:公開20日で興収100億円突破 2022年公開作品で最速記録

「ONE PIECE FILM RED」のビジュアル(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会
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「ONE PIECE FILM RED」のビジュアル(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

 尾田栄一郎さんの人気マンガ「ONE PIECE(ワンピース)」の新作劇場版アニメ「ONE PIECE FILM RED」(谷口悟朗監督)が8月6日に公開され、20日間で興行収入が100億円を突破したことが分かった。公開から20日の100億円突破は、2022年公開作品で最速となった。1990年に公開され、興行収入約92億円を記録した映画「天と地と」(角川春樹監督)の記録を超え、東映の最高記録を更新した。観客動員数は720万人を突破した。

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 同作は、8月6日に公開され、2日間で興行収入が22億5000万円、観客動員数が157万人を突破。2022年に公開された作品の初週土日2日間の動員数、興行収入で1位の記録となった。15日には、公開10日間で興行収入が70億円を突破し、最終興行収入約68億7000万円を記録した「ONE PIECE FILM Z」(長峯達也監督、2012年)を超え、シリーズ最高記録を更新したことも話題になっている。

 歌手のAdoさんが歌う主題歌「新時代」をはじめとした劇中歌も話題になっており、YouTubeの週間総合視聴数チャートでは、1位に「新時代」、2位に「Tot Musica」、3位に「逆光」、6位に「ウタカタララバイ」、8位に「私は最強」と5曲がランクインしている。各音楽配信サービスでも、劇中歌7曲がトップ10にランクインし続けるなど勢いが止まらない。

 8月27日からは、第3弾入場者プレゼントとして、コミックス「『ONE PIECE』コミックス-巻4/4“UTA”-」が配布される。興行収入100億円突破を記念し、9月1日に「大ヒット御礼舞台あいさつ」が実施されることも発表された。ルフィ役の田中真弓さん、ウタ役の名塚佳織さん、谷口監督が登壇する。

 「ONE PIECE」は、手足などがゴムのように伸びる麦わら帽子のルフィが、海賊王を目指して仲間と共に大海原を冒険する姿を描くマンガ。1997年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が始まり、2021年1月には1000話に到達。今年7月で連載25周年を迎え、全世界のコミックスの累計発行部数は5億1000万部以上を誇る。テレビアニメが1999年10月にスタートし、2021年11月には1000話に到達した。

 劇場版は、世界中が熱狂する歌姫・ウタがライブで初めて公の前に姿を現すことになる。素性を隠したまま発信するウタの歌声は“別次元”と評されるほどで、歌声を楽しみにしているルフィ率いる麦わらの一味、海賊、海軍と世界中のファンが会場を埋め尽くす。そんな中、ウタがシャンクスの娘であると発覚する。

 「コードギアス」シリーズなどの谷口さんが監督を務めた。1998年に開催されたイベント「ジャンプ・スーパー・アニメツアー’98」で上映された「ONE PIECE」の初のアニメ「ONE PIECE 倒せ!海賊ギャンザック」で監督デビューした谷口監督が、約24年ぶりに「ONE PIECE」の監督を務めたことも話題になっている。

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