簡秀吉:「仮面ライダーギーツ」主演に責任感 「思い出に残っていく仮面ライダーにしたい」

9月4日スタートの「仮面ライダーギーツ」で仮面ライダーギーツ/浮世英寿を演じる簡秀吉さん
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9月4日スタートの「仮面ライダーギーツ」で仮面ライダーギーツ/浮世英寿を演じる簡秀吉さん

 9月4日にスタートする特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの新作「仮面ライダーギーツ」(テレビ朝日系、日曜午前9時)で主演を務める簡秀吉(かん・ひでよし)さん。子供のころは「仮面ライダー電王」や「仮面ライダーキバ」に夢中になっていたというが、今度は子供たちから憧れられる存在に。オーディション合格を聞くまで「眠れない日々が続いた」という簡さんに、夢をかなえた心境や主役を背負う意気込みなどを聞いた。

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 ◇オーディションでハカ踊り合格

 簡さんは2002年10月23日生まれの19歳。ABEMAの恋愛リアリティショー「今日、好きになりました。」やドラマ「ナンバMG5」(フジテレビ系)などに出演してきた。「ギーツ」では天才的な戦闘センスを持ち、仮面ライダーギーツに変身する謎多き男・浮世英寿(うきよ・えーす)を演じる。

 今作のオーディションを受けたきっかけを、「小さいころ仮面ライダーが好きで、『電王』や『キバ』を見ていて芸能界を目指し、『仮面ライダーになりたい』というのが一番の夢だった」と明かす。

 オーディションの特技披露では、「ラグビーをやっていたのでハカを踊らせていただきました」といい、「その日の朝は『今日はハカをやる日なんだ』と思い、ソワソワしながら朝から散歩しました(笑い)」と振り返る。

 合格の知らせを聞いた際は、「最初はドッキリかと思ったけどホッとした」と感じ、「やっとスタートラインに立ったという気持ちで初心を忘れず、常にはい上がるつもりでチャレンジ精神を忘れないように心がけています」と気を引き締め直したという。

 ◇キャストは「ライバルであり仲間」 “リバイス”前田拳太郎から主演としてのアドバイスも

 念願かなっての仮面ライダー出演だけでなく、主役の座を射止めた心境を、「主演としては責任を感じていますが、キャストみんなと僕は同じ立ち位置だと思っている」と話し、「ライバルでありながら1年間作品を作り上げていく仲間だと思っているので、切磋琢磨(せっさたくま)しながら楽しんで撮影に挑めたら」と意気込む。

 先日、最終回を迎えた「仮面ライダーリバイス」で主演を務めた、仮面ライダーリバイ/五十嵐一輝(いがらし・いっき)役の前田拳太郎さんには、主演のあるべき姿について、薫陶を受けたようだ。

 前田さんから「主演のあるべき行動や、存在感といったお話をいただきました。主演・座長はみんなを引っ張っていかないといけない立ち位置ですので、10分前行動だったり、スタッフさんへの気づかいだったり、そのあたりも率先してこその主演・座長とおっしゃっていた」と主演としての心構えを伝授されたといい、簡さんは「参考にさせていただいております」と感謝する。

 ◇ギーツへの変身ポーズは「指パッチン」

 白いキツネがモチーフの仮面ライダーギーツへの変身ポーズについて、「指パッチンというシンプルで簡単なものなので子供たちもマネしやすいかなと思って、スーツアクターの中田さんや藤田アクション監督と相談して作りました」と意図を説明。初の変身シーン撮影は、「小さいころ鏡に向かって電王やキバの変身をしていたので、自分がまさかカメラの前で変身できるとは想像もしていなかった。すごく感慨深いと変身していて思いました」と喜びを口にする。

 なかでも注目は「腕を回したときに、手の形がキツネになる」ところで、「キツネと目を合わせてから指パッチンなので 、そこに注目してもらえたらうれしい」とアピールする。

 今作を通じて、「カメラの前で主演という立場で立たせてもらうのも初めてなので分からないことばかりですが、1年後は成長し、人間として尊敬されるような俳優になりたい」と語り、「子供のころに見た電王やキバが印象に残っているように、今の子供たちが年を重ねても仮面ライダーギーツが思い出に残っていくような仮面ライダーにしてきたい」と熱く誓っていた。

 「仮面ライダーギーツ」は「生き残りゲーム」がテーマ。多数の仮面ライダーたちが街の平和を守るゲーム「デザイアグランプリ」で競い合う姿を描く。「仮面ライダーエグゼイド」(2016~17年)、「仮面ライダーゼロワン」(2019~20年)などを手掛けてきた高橋悠也さんが脚本を担当する。(取材・文・撮影:遠藤政樹)

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