緊急取調室 (2025)
第7話 赤い殺意
12月4日(木)放送分
黒島結菜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ちむどんどん」(総合、月~土曜午前8時ほか)第109回が9月8日に放送され、矢作(井之脇海さん)の“決意”に、視聴者から「一瞬疑ってごめんなさい」「矢作さん……信じてました」「矢作回だった!!」といった声が相次いだ。
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暢子(黒島さん)は赤字経営が続く沖縄料理店「ちむどんどん」の休業を決断。再起へ向けて味の見直しなどを進めるが、このままでは料理人の矢作に給料が払えなくなってしまう、という問題に直面する。夫の和彦(宮沢氷魚さん)と「矢作さんにも都合があるよね」「やっぱり辞めてもらうしか」などと話すが、矢作はその会話を聞いてしまって……というのがこれまでの展開。
同回では、矢作がかつて「アッラ・フォンターナ」を共に辞めた桃木(池田航さん)から、洋風居酒屋の共同経営を持ちかけられる。50万円があれば、すぐに出資者と契約できるという話で、矢作は思案する。
後日、「ちむどんどん」で、暢子が信用金庫への返済のために用意した40万円がなくなる“事件”が発生する。暢子はカウンターの上に40万円の入った封筒を置いていたが、外で気付き、「ちむどんどん」にいる歌子(上白石萌歌さん)に確認を取ると、封筒はなくなっていた。
話を聞いていた智(前田公輝さん)は、矢作も店に不在という状況を知ると、「矢作が盗んだ。あれには前科があるだろ」と主張する。矢作はかつて、フォンターナ退職後に、金庫から売上金と店の権利書を盗んだことがあった。暢子は「矢作さんはそんな人じゃ……!」と否定するも、困惑する。
そこに、矢作が戻ってくる。智が「金返せ!」というと、「現金入りの封筒を置きっぱなしにしてただろ。不用心だと思ったから、レジの中に入れといたぞ」と話す。矢作の言葉通り、40万円入りの封筒はレジの中にあった。矢作は「ったく。金を雑に扱う人間は、経営者失格」と注意する。智が「さっきその……、すみません。正直俺は……」と謝ると、「疑って当たり前。別に謝ることはねぇよ」と自分の仕事を始めた。
その後、暢子は矢作と2人になったタイミングで、「とても言いにくいことなんですけ……」と切り出し、今月分の給料を少し待ってほしいと謝罪する。以前「ちむどんどん」で働く条件に「給料が遅れたり、きっちり全額もらえねぇなんてことがあったら即辞める」と言っていた矢作は、暢子に「店が傾いたら、人件費を削る。当たり前だ。店を立て直すのに、俺は要るの? 要らねぇの?」と尋ねる。
暢子が「矢作さんが辞めてしまったら、お店を立て直すことも、営業することも無理だと思います」と考えを伝えると、矢作は「なら、辞めねぇ。この店に残る。(給料は)必ずもらう。遅れた分は延滞金も上乗せしてきっちり払ってもらうから、帳面につけとけ。俺は明日からもここで働く」と残留を宣言。「ただし、一刻も早く店を立て直すこと。もちろん俺もできることは何でもやる。こっちも生活かかってるからな」とほほ笑んだ。
夜、矢作が智と二人で飲みに行く。矢作は「もう二度と、恩を仇で返すようなまねはしたくねぇ。一度乗りかかった船。その船が沈まねぇようにできることをやる。それがきっちりできなきゃ、自分の船は持てねぇと思って」と思いを語る。「頼りねぇ船長だけどな」とも付け足し、智と笑い合った。
SNSでは「矢作回でしたね。よかった。泣かされました」「矢作回にハズレなし」「矢作さん! 暢子ちゃんに冷たいときも多いけど、ちゃんと恩を感じてるんだよね」「やっぱり矢作いい人」といった声が次々と上がっていた。
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