マイホームヒーロー：テレビアニメが2023年4月スタート　諏訪部順一が鳥栖哲雄に　鳥栖家に大原さやか、白田千尋

2022年09月30日 12:00

MANTANWEB編集部

「マイホームヒーロー」のティザービジュアル（C）山川直輝・朝基まさし・講談社／「マイホームヒーロー」製作委員会

　山川直輝さん原作、朝基まさしさん作画のマンガが原作のテレビアニメ「マイホームヒーロー」が2023年4月から放送されることが分かった。メインキャストも発表され、諏訪部順一さんが平凡なサラリーマンの鳥栖哲雄の声優を務め、大原さやかさんが鳥栖の母・鳥栖歌仙、白田千尋さんが一人娘の鳥栖零花をそれぞれ演じる。

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　伊東健人さんが哲雄と敵対する半グレ組織のメンバー・間島恭一役、三木眞一郎さんが詐欺師の麻取義辰役、多田啓太さんが零花の彼氏・麻取延人役、大久保瑠美さんが延人を思うキャバクラ嬢・響役、大塚明夫さんが元殺し屋の窪役として出演することも発表された。

　メインスタッフも発表され、亀井隆さんが監督を務め、喜安浩平さんがシリーズ構成・脚本、野口征恒さんがキャラクターデザイン、川井憲次さんが音楽を担当し、手塚プロダクションが制作する。鳥栖哲雄が描かれたティザービジュアル、PVも公開された。ビジュアルには「娘よ、君の彼氏を殺しました。」というコピーが添えられている。

　鳥栖哲雄役の諏訪部さんは、作品の印象を「平穏な日常のすぐそばに口を開けていた深い闇。非力な中年男が家族を守るためズタボロになりながら奮闘するこのドラマは、スリルとサスペンスがこれでもかと言わんばかりに次々と襲いかかってきます。ジェットコースター的な息詰まる展開から目が離せなくなる、本当にヤバイ作品ですね」とコメント。

　「哲雄のメンタルをしっかりと表現するため、彼が置かれているシチュエーションのイメージごと、リアルなものとして自身の心に落とし込もうとしたら……正直危なかったです。いろいろとアプローチを工夫しながら、作品の中にフィットできるよう努めたいと思っています。どうぞご期待ください」と意気込みを語っている。

　鳥栖歌仙役の大原さんは「イレギュラーなことばかりが起こるこの世界で、歌仙ほどしっかりした頼りがいのある奥さんはいないのではないでしょうか。彼女のサポート力、直感力、キモの座り方、家族を守ろうとする覚悟。もし自分だったら……と、それぞれのシーンにあてはめて想像してみたものの、行動も思考も何一つ彼女にはかないませんでした（笑い）。なのでオーディション合格の連絡をいただいた時は本当に本当にうれしかったです！　この作品世界の中で、歌仙として生きられることがとても誇らしいです。収録がいまから待ち切れません♪」と話している。

　鳥栖零花役の白田さんは「零花ちゃんは、自分の中でこうと決めたらとにかく実行！　猪突（ちょとつ）猛進で真っすぐな女の子！という印象です。そこが危なっかしくて、とてもハラハラしちゃいます。突っ走る先にある理由が『家族』というところが、たまらなくいとおしいです。絶対にこの子を演じたい！という気持ちでオーディションに挑み、初めて受かったアニメのキャラクターで、マネジャーさんから合格のお電話をいただいたとき号泣してしまいました」と思いを語っている。

　亀井監督は「最初に原作を読んで、正直、『大変だな』と思いました。ドラマ向きのようにも感じ、どのようなアニメーションになるのか、また、アニメーションでは不得意な表現をどうしたらいいのか、とも思いました。今は日々実験をしながら制作を進めています。自分の周りの原作のファンの方々、特に女性ファンやネットの意見は参考にするようにしていますが意見を見聞きすると難問を与えられた、とも思うし、難問に挑戦していくやりがいも感じています。原作にならうところが多い印象があるので、そこを楽しみながらフィルム制作を進めております。僕自身どのような作品になるのかを楽しみにしています。ファンの皆様も楽しみに完成をお待ちください」とコメントを寄せている。

　「マイホームヒーロー」は、「100万の命の上に俺は立っている」などの山川さん、「サイコメトラーEIJI」「クニミツの政」などの朝基さんがタッグを組んだマンガ。「週刊ヤングマガジン」（講談社）で2017年5月から連載中。平凡なサラリーマンの鳥栖哲雄が、娘の恋人を殺害した罪を隠し、家族を守るため、半グレとのだましあいに身を投じることになる……というストーリー。