奈緒:27歳は「挑戦したいこと、やるべきこと、知らないこと多い」 30代前に「挑戦諦めず」 「ファーストペンギン!」主演

連続ドラマ「ファーストペンギン!」に主演する奈緒さん スタイリスト/岡本純子 ヘアメーク/竹下あゆみ
1 / 3
連続ドラマ「ファーストペンギン!」に主演する奈緒さん スタイリスト/岡本純子 ヘアメーク/竹下あゆみ

 女優の奈緒さん主演で10月5日にスタートする連続ドラマ「ファーストペンギン!」(日本テレビ系、水曜午後10時)。実話を基にしたストーリーで、奈緒さんは漁業の世界に飛び込むシングルマザー・岩崎和佳(のどか)を演じる。現在27歳の奈緒さんは「まだまだ知らないことが多いと痛感しています」と述べ、30代に向け「ファーストペンギンのように挑戦を諦めずにいたい」と前を向く。奈緒さんに、今作の見どころや今後の目標などを聞いた。

ウナギノボリ

 ◇脚本読み「ヒーローになるチャンスかも」

 ドラマは、奈緒さん演じる和佳が、経営難に苦しむ漁師たちと出会い、古い常識や慣習を次々と打ち破りながら漁船団を立て直す姿を描く。山口県萩市で20代ながら、既成の漁業の在り方にこだわらず、漁師たちが捕った魚を市場を通さず自ら直接販売する「6次産業化」を実現した坪内知佳さんがモデルだ。

 ゴールデン・プライム帯(GP帯、午後7~11時)の民放連ドラ初主演となる奈緒さんは「率直にびっくりしました。夢にも思っていなかったことで、わくわくと不安が混ざった気持ちです」と吐露。脚本を読み「主人公の姿が、自分がいつかなりたかったヒーローのような姿に思えました。そのヒーローになるチャンスかもしれないという気持ちが芽生えています」と明かす。

 漁業というテーマには「自分自身が普段、衣食住を大切にして生活しています。ドラマで“食”の分野に関わることで漁業にとってプラスになったら、こんなにやりがいのあることはないです」と語る。

 奈緒さんは、山口県萩市の離島で働く坪内さんと実際に対面。優しさや愛を強く感じたといい「坪内さんは『自分だけ良ければいい』ではなく、『皆で幸せになりたい』という思いが強いほうです。それは和佳を演じる上でも大切にしたいです」と話す。

 ◇「やりたいことに飛び込んでいく20代に」

 ドラマのタイトルは、臆病な動物とされるペンギンのうち、天敵がいるかもしれない海に最初に飛び込む「勇気ある1羽目」を「ファーストペンギン」と呼ぶことに由来する。奈緒さんは自身に当てはめ「ファーストペンギンのように挑戦を諦めない20代にしたいです」と口にする。

 「25歳を大人の入り口として捉え、ちゃんとした大人になっていたいという思いがありました。今年27歳になりましたが、まだまだ挑戦したいこと、やるべきこと、知らないことが多いと痛感しています。自分がやりたいと思ったことに飛び込んでいく20代にして、最高に楽しい30代にしたいです」

 さまざまな役を演じてきた奈緒さん。役と向き合い、自分自身の弱い部分に気付けるようになったという。

 「ある海外の方に『20代のうちにやっておいたほうが良いことありますか?』と聞いたら、『今の自分を受け入れて、自分自身を愛しなさい』と言われました。それはできていませんでした。今までは嫌な感情にふたをして、何でも『いいね、いいね』と思って生きてきましたが、これからは自分が感じること全てに正直にいたいです。さまざまな感情にふたをせず、そんな自分も好きと思えるようになりたいです」

 役を通じ、女優として、一人の女性として成長を遂げる奈緒さん。今回の大役には「できることは全部出し切りたいです」と誓っている。

写真を見る全 3 枚

テレビ 最新記事