祈りのカルテ:玉森裕太が研修医役 空気を読むのが天才的で誰よりも患者に寄り添う

連続ドラマ「祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録」に出演する玉森裕太さん=日本テレビ提供
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連続ドラマ「祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録」に出演する玉森裕太さん=日本テレビ提供

 人気グループ「Kis-My-Ft2(キスマイフットツー)」の玉森裕太さん主演の連続ドラマ「祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録」(日本テレビ系、土曜午後10時)が10月8日に始まる。原作は知念実希人さんの医療ミステリー「祈りのカルテ」シリーズ(角川文庫など)。研修医の諏訪野良太(玉森さん)が、カルテを基に患者の秘密を見破り、心を癒やすことで病を治していく。

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 ここでは諏訪野を紹介する。

 ◇空気を読むのが天才的 背景に家庭環境も

 諏訪野は、純正医科大学附属病院1年目の研修医。人当たりがよく、空気を読むこと、相手の顔色を読むことにかけては天才的だ。その特技は患者にも発揮され、気難しい患者や他の医者に心を閉ざす患者も、その家族らも、諏訪野にだけは口を開く。

 物心つく前に父親は病死。11歳の頃、母親は銀行員の男と再婚。可愛がってはくれたものの、いつも家では嫌われないようにと義父の顔色をうかがってばかりで息苦しさを感じていた。そのためか、「いい子」として他人の反応を見て一度も衝突せずに生きてきた。

 医者としての自分の適性が分からず、悩みながらも各科の研修で誰よりも患者に寄り添い、真っすぐに立ち向かう。

 ◇初回ストーリー

 研修医らは2年間の初期研修で約1カ月ごとにさまざまな科を回って進路を決める。諏訪野の新たな研修先は精神科。あいさつしようとする諏訪野の目の前で、指導医の立石聡美(松雪泰子さん)は真剣な顔つきでタロットカードと向き合っている。立石は「愚者」のカードを引き当てると、「まさかあなたが?」と諏訪野の顔をジロジロ見る。

 「精神科の診察は患者さんの話を聞くことから始まる」という立石に、担当患者を任される諏訪野。25歳の山野瑠香は、右腕にはリストカット痕、左腕にはタバコのやけどの痕が。過量服薬で2年間、毎月入院を繰り返している。

 諏訪野は瑠香の話を聞こうとするが、「それ以上聞くな」という雰囲気を瑠香から察した諏訪野は、何も聞けなくなる。医局に戻った諏訪野は、瑠香の初診からのカルテを見返す。すると、瑠香のやけど痕がある文字になっていることに気づき……。

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