ザ・トラベルナース:菜々緒 パワハラ&セクハラ受けるも、少しずつ成長していく外科医に

10月20日スタートの連続ドラマ「ザ・トラベルナース」で郡司真都を演じる菜々緒さん=テレビ朝日提供
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10月20日スタートの連続ドラマ「ザ・トラベルナース」で郡司真都を演じる菜々緒さん=テレビ朝日提供

 岡田将生さん主演の連続ドラマ「ザ・トラベルナース」(テレビ朝日系、木曜午後9時)が10月20日に始まる。人気ドラマシリーズ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(同)などで知られる中園ミホさんの脚本。看護がテーマの痛快医療ドラマだ。決まった病院で働くのではなく、看護師不足の地域や自分の決める病院などで働くフリーランスの看護師「トラベルナース」が医療現場を改革する姿を描く。初回は10分拡大スペシャルで放送する。

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 ここでは、菜々緒さん演じる外科医・郡司真都(まこと)を紹介する。

 ◇パワハラ&セクハラを受ける日々

 真都は物語の舞台となる「天乃総合メディカルセンター」の外科医。以前は大学病院で働いていたが、派閥争いや出世戦争に嫌気が差し、シンプルに患者を救いたいという思いで総合病院に移った。

 しかし、そこでも目上の医者たちから「女だから……」と見下され、パワハラ&セクハラを受ける日々。ろくに意見も聞いてもらえなければ、オペもさせてもらえず、鬱々としながらも真面目に働いている。看護師はあくまで医師の補助だと思っていたが、那須田歩(岡田さん)や九鬼静(中井貴一さん)のスキルに救われ、考えを改めていく。外科医としてプライドを取り戻し、少しずつ成長していく。

 ◇初回ストーリー

 トラベルナースの歩は、米国内を転々としながら医療活動に従事し、数々の命を救っていたが、“ある人物”の要請で日本へ帰国、「天乃総合メディカルセンター」で働き始める。

 同院では看護師が次々と辞め、慢性的な人手不足が深刻な問題に。看護部長・愛川塔子(寺島しのぶさん)は日々の激務に加え、院長・天乃隆之介(松平健さん)や、ナースを下に見ている医師たちへの対応に追われ、疲弊していた。

 歩は、初日から院内の上下関係などお構いなし。天乃院長の前でも態度が大きく、外科部長・神崎弘行(柳葉敏郎さん)らの機嫌を損ねる。

 経営第一主義者でVIP患者を優先する天乃院長は、急きょ転院してくることになった議員・一ノ瀬勲(津田篤宏さん)の意向を酌んで「ゴッドハンド」と呼ばれる神崎を執刀医に指名。神崎にしかできない一般患者・一村香澄(春木みさよさん)の難手術を延期し、一ノ瀬のオペを滑り込ませる。香澄の手術は何度も延期されてきた。外科医の真都は香澄の手術を急ぐべきと意見するが、神崎は耳を貸さない。

 一ノ瀬のオペを神崎が担当することになり、歩も「オペ看」として手術室へ。だが、神崎がメスを手にした直後、一ノ瀬の異変を察知した歩はオペを中止すべきだと主張。気分を害した神崎は、歩を手術室から追い出す。

 なすすべもなく、手術室の前に立ち尽くす歩。彼の前に白衣姿の男が現れる。その男こそスーパーナース・静だった。静はいきなり「私の見立てではこの手術、中止になる可能性があります」と歩に告げて……。

 「ザ・トラベルナース」は地上波放送終了後、動画配信サービス「TELASA」で配信される。

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