唐沢寿明:脚本家・井上由美子と4度目タッグ 「連続ドラマW フィクサー」主演 「視聴者の皆様はきっと随所でだまされると思います」

「連続ドラマW フィクサー」に出演する(左上から時計回りに)小林薫さん、唐沢寿明さん、町田啓太さん、斉藤由貴さん、小泉孝太郎さん、内田有紀さん、要潤さん=WOWOW提供
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「連続ドラマW フィクサー」に出演する(左上から時計回りに)小林薫さん、唐沢寿明さん、町田啓太さん、斉藤由貴さん、小泉孝太郎さん、内田有紀さん、要潤さん=WOWOW提供

 俳優の唐沢寿明さんが主演を務めるWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW フィクサー」が制作されることが11月2日、明らかになった。脚本は「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」(フジテレビ系)などで知られる井上由美子さんが担当し、「白い巨塔」(同)、「メイドインジャパン」(NHK総合)、「ハラスメントゲーム」(テレビ東京)に続き、唐沢さんと4度目のタッグを組む。世の中を裏から操る“フィクサー”を題材に、金と権力に群がる人々の姿を描き、3シーズンにわたる大型ドラマシリーズとして展開する。

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 シーズン1は、総理大臣を乗せた車が崖から転落した事故をきっかけに、新薬の認可をめぐる密約スキャンダルが浮上。そんな中、事故の対応に追われる総理の秘書官の前に、謎のフィクサー・設楽拳一が現れる。拳一は過去に総理の不祥事をもみ消し、今回の事故直前にも総理と電話で話をしていた人物だった。意識が戻らない総理は辞任に追いこまれ、総裁選がスタートする。拳一は“キングメーカー”として与党総裁候補たちを手玉に取り、権力を掌中に収めていくが……というストーリー。

 唐沢さんが主人公のフィクサー・設楽拳一を演じるほか、新聞社の政治部記者・渡辺達哉役に町田啓太さん、警視庁捜査1課刑事の板倉晃司役に小泉孝太郎さん、拳一の秘書兼運転手の丸岡慎之介役に要潤さん、達哉の母・渡辺響子役に斉藤由貴さん、報道番組の人気キャスター・沢村玲子役に内田有紀さん、副総理の須崎一郎役に小林薫さんが決定。レギュラーキャストとして、3シーズンを通して出演することが発表された。

 唐沢さんは拳一のキャラクターについて「裏から人を操る謎めいた人物で、一見何を考えているか分からないので、視聴者の皆様はきっと随所でだまされると思います」と説明。「“読めない男”設楽拳一を再現できるように、そして視聴者の皆様をうまくだませるよう演じていきたいと思います」と意気込みを語った。また、「他の登場人物も一人一人のキャラクターが立っていて、それぞれが抱える“人間の欲深さ”が魅力的です」とアピールした。

 脚本を読んだ感想について「政治を舞台にした予想がつかないストーリー展開で、今回さらに井上由美子さんの脚本に気合が入っているのが伝わってきました。社会派というだけではなく、骨太のエンタメ作品になっています。緊張感のあるサスペンスを軸に、とにかく筋書きが緻密に作り上げられていて面白いです」と語った。

 井上さんは「主演の唐沢さんとは、『白い巨塔』『メイドインジャパン』『ハラスメントゲーム』に続き4度目の作品です。何度お会いしても初めて会ったような懐の深さが唐沢さんの魅力です。本作でもこれまで描かれてこなかったフィクサー像を新鮮に演じてくださることと期待しています 」とコメントしている。

 シーズン1は、2023年春放送予定。毎週日曜午後10時からWOWOWにて放送・配信される。全5話。

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