俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)。11月27日放送の第45回「八幡宮の階段」では、実衣(宮澤エマさん)が息子の阿野時元(森優作さん)に、「この母にまかせておきなさい」と伝えるシーンが登場した。
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第45回では、雪の鶴岡八幡宮での惨劇が描かれ、公暁(寛一郎さん)が、源仲章(生田斗真さん)と実朝(柿澤勇人さん)を次々と殺害。ドラマの放送開始からわずか10分の出来事で、その後、公暁は「四代目鎌倉殿」を名乗るも、謀反人となり、最後は、三浦義村(山本耕史さん)に背後から刺され、命を落とした。
源氏の血を引く自分の息子を、どうしても「鎌倉殿」にしたい実衣は、時元に「ここが正念場ですよ」と告げる。時元は「しかし、私に(鎌倉殿の)目はない」と返答するも、実衣は説き伏せるように「鎌倉で源氏嫡流の血を引くのは、全成様の子であるあなただけなのですよ。必ず鎌倉殿にしてみせます。この母に任せておきなさい」と野望を隠すことはしなかった。
同シーンに対してSNSでは、「実衣ちゃんが急にやる気出してきた」「この母に任すとろくなことがない」「やめるんだ実衣!」「実衣ちゃんの舟は泥舟よ! 気をつけて!!」「実衣さんは、権力争いで夫を失ったのになぜ息子をたきつけるんだろう」といった声が飛び交った。
また、ドラマの公式サイトなどで公開中の12月4日放送の第46回「将軍になった女」予告編では、義時(小栗さん)による「息子・時元を鎌倉殿にしようと画策した」との言葉にかぶせるように「実衣を断罪」といったテロップも入っている。
「断罪」の二文字は赤字で強調されていて、「実衣、予告で早速地獄に落ちてるし。今まで何となく見過ごされてきた野心への断罪が一気に来る感じ?」「実衣ちゃん断罪って、身内まで殺そうとしちゃったらもう北条のためでもないじゃんね、、」といった意見も書き込まれていた。
「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜さんで、後の鎌倉幕府の二代執権・北条義時が主人公。野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く。
ドラマは残り3回となっている。
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