小栗旬さん主演のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)の制作統括・清水拓哉さんが取材に応じ、残り2回となった物語の見どころを明かした。
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清水さんは「最初は伊豆の小さな豪族だった家族が日本を支配するようになっていき、粛清が続いていった物語ですが、再び家族の物語に戻っていく」といい、「(北条家が)味わったいろいろな苦しみの“総決算”が描かれます。視聴者の皆様には『北条家ってなんだったんだろう』と想(おも)いをはせながら見ていただければ幸いです」と述べた。
また「ラストシーンが注目されていますが、そこに至るまでも“日本の歴史の転換点”が人間くさく描かれます。(歴史的には)大きな話なのですが、実際にその場で起こっていたことって、こんなに人間くさいことだったのでは?と見えてきます」とも話していた。
「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜さんで、後の鎌倉幕府の二代執権・北条義時(小栗さん)が主人公。野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く。
12月11日放送の第47回「ある朝敵、ある演説」では、幕府の後継者争いが発端となり、乱れる京。朝廷の象徴である内裏が焼け落ちると、後鳥羽上皇(尾上松也さん)は再建費用を日本中の武士から取り立てることを決める。しかし、義時は政子(小池栄子さん)と大江広元(栗原英雄さん)の支持を得て、要求を先送りにすることを決断する。
泰時(坂口健太郎さん)をはじめ御家人たちが後鳥羽上皇との関係悪化を心配する中、三浦義村(山本耕史さん)は京で大番役を務める弟・胤義(岸田タツヤさん)に……というストーリー。
最終回は18日に15分拡大で放送される。
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