良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)第47回「ある朝敵、ある演説」が12月11日に放送され、平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)は世帯11.9%、個人7.2%だった。
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「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜さんで、後の鎌倉幕府の二代執権・北条義時(小栗さん)が主人公。野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く。
第47回では、幕府の後継者争いが発端となり、乱れる京。朝廷の象徴である内裏が焼け落ちると、後鳥羽上皇(尾上松也さん)は再建費用を日本中の武士から取り立てることを決める。しかし、義時は政子(小池栄子さん)と大江広元(栗原英雄さん)の支持を得て、要求を先送りにすることを決断する。
泰時(坂口健太郎さん)をはじめ御家人たちが後鳥羽上皇との関係悪化を心配する中、三浦義村(山本耕史さん)は京で大番役を務める弟・胤義(岸田タツヤさん)に……。
上皇が義時追討ののろしを上げると、義時は「執権としての最後の役目」として、鎌倉を守るため、自分一人が犠牲になる道を選ぼうとする。それに待ったをかけたのが政子だった。御所に集まった御家人たちの前に姿を現した政子は、大江広元(栗原英雄さん)の手による“演説原稿”を読み上げるのを途中でやめ、自らの言葉で語り始める。
「鎌倉始まって以来の危機を前にして、選ぶ道は二つ。ここで上皇様に従って、未来永劫(えいごう)、西の言いなりになるか。戦って坂東武者の世をつくるか。ならば答えは決まっています。すみやかに上皇様を惑わす奸賊(かんぞく)どもを討ち果たし、三代にわたる源氏の遺跡(ゆいせき)を守り抜くのです。頼朝様の恩に今こそ応えるのです」と呼びかけ、「向こうは、あなたたちが戦を避けるために執権の首を差し出すと思っている。馬鹿にするな。そんな卑怯者はこの坂東には一人もいない。そのことを上皇様に教えてやりましょう」と言い放つと、御家人たちは雄たけびを上げた。
ドラマは次週12月18日に最終回を迎える。副題は「報いの時」で15分拡大版で放送。
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