フジテレビは12月22日、新たなお笑い賞レース「THE SECOND ～漫才トーナメント～」（仮）を開催すると発表した。2023年2月に予選がスタートし、5月に決勝トーナメントを行う。決勝トーナメントの模様は、東野幸治さんを司会に迎えて生放送する。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　大会の参加資格は「エントリー時点で結成16年以上」であること。実力はあっても賞レースに出られない漫才師たちに「セカンドチャンス」をつかんでほしい、という願いが込められている。

　予選会で、本戦のトーナメントに出場する32組が決定。本戦トーナメントでは、出場コンビが1対1で勝負を行い、残った8組が決勝トーナメント進出となる。決勝トーナメントでは、8組のファイナリストがトーナメントバトルを行い、優勝コンビが決まる。

　出場者がネタを披露する時間は6分以内。即席ユニット、アマチュアは出場不可。募集要項や大会スケジュールの詳細は、今後、公式ホームページで発表する。エントリー受け付けは、22日朝から始まった。

　東野さんは「僕は今まで、大がかりなお笑いの賞レースには絶対に関わらないようにしようと決めてたんです。芸人の人生を左右するような場所には立ったらあかん、というのを座右の銘にしてたんで（笑い）」と明かす。

　「でも、大会の主旨も含めてきちんと考えた上で、司会を務めさせていただくことになりました。これから出場を考えている漫才師の皆さんに言いたいのは『とにかく邪魔はしないから、安心してください』と（笑い）。生放送当日も、皆さんのネタの邪魔にならないように、ただただ台本通り、進行に徹するつもりなので。なんなら僕のこと、フジテレビのアナウンサーやと思ってもらって大丈夫です（笑い）」とコメントした。

　総合演出の日置祐貴さんは「東野さんと同じく、私も他人の人生を左右することに真っ向から向き合うのは、極力したくないと思っていました。しかし今回このお話をいただいたときに感じたのは、人生を変えるのではなく、ベテラン漫才師さんの人生に新たな彩りを与えるお手伝いができたらいいなということです。技術と経験に裏打ちされた、いぶし銀の漫才師さんの輝きを、全力で全国の視聴者の皆様にお届けしたいという所存です」と話した。