どうする家康:「俺の白兎」で早くも話題の岡田准一“信長” 過去の大河では誰が演じた「戦国のカリスマ」

大河ドラマ「どうする家康」で岡田准一さん演じる織田信長 (C)NHK
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大河ドラマ「どうする家康」で岡田准一さん演じる織田信長 (C)NHK

 松本潤さん主演の2023年NHK大河ドラマどうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)が1月8日にスタートした。同日放送の第1回「どうする桶狭間」の終盤では、岡田准一さん演じる織田信長が登場。今川義元(野村萬斎さん)を討ち取った勢いそのままに、義元配下の松平元康(後の徳川家康、松本さん)の元へと馬を走らせる姿が描かれ、「待ってろよ、竹千代(元康)。俺の白兔(うさぎ)」と不敵な笑みを見せた。SNSでは「存在感ハンパない、岡田信長」「信長、めちゃくちゃ魔王で笑う」「岡田信長さんのラスボス感ぱねー!」といった声が上がり、「俺の白兎」がツイッターでトレンド入りを果たすなど、早くも話題となっている。

 ◇記録に新しい「麒麟がくる」“童顔丸顔”の信長

 岡田さん演じる信長は、さまざまな常識を覆し、常人離れした思考回路を持ち、革新的な戦術を生み出していく孤独なカリスマ。ときに優しく、ときに恐ろしく、誰もが恐れる中、家康は必死に食らいつき、信長の知識を吸収してゆく。そんな家康に対して、信長はなぜか異様に目をかける。キャッチコピーは「家康がその背中を追い続けた男」だ。

 早速、「俺の白兎」で話題をさらった岡田准一“信長”。信長といえば戦国時代が舞台の作品では欠かせない人気のキャラクターで、「戦国のカリスマ」「ひらめきの革命児」のイメージも強いが、振り返ってみると過去の大河ドラマには、さまざまな信長が登場してきた。

 記録に新しいのが、2020年の「麒麟(きりん)がくる」。染谷将太さんが演じた“童顔丸顔”の信長は、一部の歴史ファンから当初「イメージと違う」と言われたが、「革新的な織田信長をゼロからつくりたい」というスタッフの思いと、染谷さんの高い演技力とが相まって回を重ねるごとに定着。染谷将太“信長”は子供のようなピュアさ加減と承認欲求の強さも特徴で、最終回「本能寺の変」まで物語を大いに盛り上げた。

 「麒麟がくる」で語りを担当した市川海老蔵さん(現・十三代目市川團十郎白猿さん)は、一つ前の戦国大河となる2017年の「おんな城主 直虎」で信長に。どこか浮世離れしたしゃべり口調とビジュアルから“魔王感”全開。ちなみに徳川家の“かつてない悲劇”を描いた第45回の副題は「魔王のいけにえ」だった。

 ◇大河ドラマの歴史に名を刻んだ“信長俳優”たち

 1963年に始まった大河ドラマで、“戦国もの”とされるのは「どうする家康」を含めて21作。最初の戦国大河は1965年の「太閤記」で、このときは高橋幸治さんが織田信長を演じた。次に信長が大河ドラマに登場したのは、1969年の「天と地と」。同作で杉良太郎さんが信長役を務めると、その後は1973年の「国盗り物語」で高橋英樹さん、1981年の「おんな太閤記」で藤岡弘、さん、1983年の「徳川家康」で役所広司さん、1988年の「武田信玄」で石橋凌さんが“信長俳優”として大河ドラマの歴史に名を刻んだ。

 いずれも名優と呼ぶにふさわしい役者ばかり。ちなみに1978年の「黄金の日日」では高橋幸治さんが、1989年の「春日局」(同作は“戦国もの”に含まれていない)では藤岡さんが信長役で“再登板”している。

 1990年以降の大河ドラマの“信長俳優”リストに目を向けると、緒形直人さん(1992年「信長 KING OF ZIPANGU」)、渡哲也さん(1996年「秀吉」)、反町隆史さん(2002年「利家とまつ」)、舘ひろしさん(2006年「功名が辻」)、佐久間二郎さん(2007年「風林火山」)、吉川晃司さん(2009年「天地人」)、豊川悦司さん(2011年「江~姫たちの戦国~」)、江口洋介さん(2014年「軍師官兵衛」)、吉田鋼太郎さん(2016年「真田丸」)といった名前が並ぶ。改めて考えてみても、顔ぶれは実にバラエティー豊かだ。

 その中に新たに仲間入りした岡田さん。1月15日放送の「どうする家康」第2回「兎と狼(おおかみ)」以降も、信長としてどんな立ち居振る舞いを見せてくれるのか、引き続き注目だ。

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