全領域異常解決室
第7話 すべてお話します 物語はここから始まった
11月20日(水)放送分
NHKは2月2日、大阪放送局(大阪市中央区)で局長定例会見を開催。同日、趣里さん主演の2023年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」の新たな出演者が発表されたが、淡谷のり子さん(1907~1999年)がモデルのライバル歌手を菊地凛子さんが演じることについて、小池英夫・大阪放送局長は「2人のライバル関係もドラマの見どころだと思いますので、趣里さん、菊地さんがお互いの個性を生かした演技で、朝ドラらしく、皆さんが見て元気の源となる、そんな演技を期待したい」と話した。
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会見に同席した、同作の制作統括の福岡利武さんは、菊地さんについて「これまでご一緒したことはないが、いろいろな作品を見させていただいて、非常に魅力的な女優さんだと思ってご一緒したいなと思っていた。ライバルで厳しいことを言い合うけれども、心の底ではちゃんと友情で結ばれている。一緒に頑張っていけるというような、非常に複雑な関係が描けるなと思って、ぴったりだと思った」と起用理由を説明した。
菊地さんには「歌もぜひ挑戦していただければと思っている。淡谷のり子さんがモデルですので、ぜひ歌っていただければ」と期待し、これまで菊地さんにはあまり歌うイメージはないが、「そこは挑戦していただき、われわれもいい歌のシーンになるように持っていきたいなと思っている」と前向きに語った。
菊地さんが朝ドラに出演するのは、2001年度上半期の「ちゅらさん」以来、22年ぶり。今作では、ヒロインのライバル歌手・茨田りつ子を演じる。りつ子が歌う「別れのブルース」をラジオで聴いた花田鈴子(趣里さん)は、感銘を受け、憧れを抱く。やがて、りつ子と鈴子は生涯の良きライバルとして、芸能の世界を生きていく。
その他、鈴子の両親役に柳葉敏郎さん、水川あさみさん、鈴子が入団する「梅丸少女歌劇団」の仲間として「OSK日本歌劇団」の翼和希さん、女優の清水くるみさん、片山友希さん、伊原六花さんの出演も明らかになった。福岡さんによると、「仲間のキャストはヒロインのオーディションを受けられた方から選んだ」という。
「ブギウギ」は、「東京ブギウギ」や「買物ブギー」などの名曲を歌った戦後の大スター、笠置シヅ子さん(1914~1985年)が主人公のモデルとなる。激動の時代、ひたむきに歌と踊りに向き合い続けた歌手の波瀾(はらん)万丈の物語だ。原作はなく、登場人物名や団体名などは一部改称し、フィクションとして描く。脚本は、足立紳さんに加え、ドラマ「マルモのおきて」(フジテレビ系)などを手がけた櫻井剛さんも参加する。
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