良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
女優の伊藤沙莉さんが主役に選ばれた2024年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」。日本初の女性弁護士で、後に裁判官を務めた三淵嘉子さん(1914~84年)がモデルのリーガルエンターテイメントだ。
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タイトル「虎に翼」とは、中国の法家・韓非子の言葉で「強い力を持つ者にさらに強さが加わる」という意味で「鬼に金棒」と同義語だ。
三淵さんは「五黄の寅年」の生まれで「トラママ」と呼ばれた。それをもじってヒロインの名前は寅子(ともこ)で、あだ名は「トラコ」。法律という強大な力に戸惑い、悩みながら、弱者のため自分の力を正しく使えるよう、一歩ずつ成長していくヒロインを、伊藤さんは演じる。
記者会見に出席した伊藤さんはタイトルについて「朝ドラのタイトルって平仮名とか片仮名のイメージだったので、作品そのものを表したような力強さや凜とした感じがあります。初めて聞いたときは少し笑っちゃいましたけど(笑い)。でもめちゃくちゃいいな、と思いました。私が主演でやらせていただく作品なら、こういうタイトルだよねって、しっくりきた感じもありました!」と笑顔で語った。
脚本を手掛ける吉田恵里香さんは「今も昔もなんとなく女性が力を持ったりすると、ネガティブな反応をされてしまうことがあると思っています。ポジティブとはそこまでいえない意味の言葉ですが、いい意味で朝ドラっぽくなくて、すごく気に入っています」と語った。
「虎に翼」は今秋クランクイン。伊藤さんが朝ドラに出演するのは、2017年前期の「ひよっこ」以来、2回目。脚本の吉田さんは“チェリまほ”の愛称で親しまれた連続ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(テレビ東京、2020年)や「恋せぬふたり」(NHK、2022年)などを手掛けてきた。
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