月食の夜は:思いを寄せる子はヤングケアラー 少年少女の恋をNHKでドラマ化 主演はオーディションで抜てき

ドラマ「月食の夜は」に出演する(左上から時計回りに)吉田日向さん、外原寧々さん、安達祐実さん、安藤玉恵さん
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ドラマ「月食の夜は」に出演する(左上から時計回りに)吉田日向さん、外原寧々さん、安達祐実さん、安藤玉恵さん

 日本放送作家協会とNHKが共催で行っている「第46回創作テレビドラマ大賞」の大賞を受賞した「月食の夜は」がドラマ化され、3月25日午後10時からNHK総合で放送されることが2月27日、分かった。主演は、オーディションで選ばれた吉田日向さんと外原寧々さんが務める。

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 天文好きの中学3年生・宮内駿(吉田さん)は、思いを寄せる同じクラスの岸本翠(外原さん)に告白するが、結果は惨敗。実は翠は心の病を患う母の面倒を見ているヤングケアラーだった。翠の葛藤を知った駿は、彼女をなんとか助けたいともがく。ある夜、駿は「これを逃したら12年後」と言われる珍しい月食を見ようと翠を誘い出し……というストーリー。

 吉田さんは「ラストシーンで感じた感動は、言葉に出来ません。『好き』という想いだけで、人は誰かのために勇気を振り絞ることが出来る、そう教えてくれた駿とこの作品が、僕は大好きです」とコメントした。

 外原さんは「ヤングケアラーと呼ばれる方々がいることを、この作品を通してたくさんの方に知っていただきたいです。少しでも周りの人を信じてみたり、希望を持てるきっかけになればいいなと思います」と話した。

 安藤玉恵さん、安達祐実さん、大野泰広さん、小林涼子さん、足川結珠さん、山崎玲奈さん、犬塚心さんも出演する。

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