杉本哲太:「ペンディングトレイン」やさぐれたサラリーマンに 追加キャスト発表、松雪泰子は女性社長で一人娘の母親役

ドラマ「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」に出演する杉本哲太さん(右)と松雪泰子さん(c)TBS
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ドラマ「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」に出演する杉本哲太さん(右)と松雪泰子さん(c)TBS

 俳優の杉本哲太さんが、4月期の連続ドラマ「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」(TBS系、金曜午後10時)に出演することが3月9日、分かった。杉本さんは未来に飛ばされた電車車両に乗り合わせた客の一人で、家族からも部下からも見放されたサラリーマンを演じる。同じく、乗客の一人として、女優の松雪泰子さんの出演も発表された。

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 ドラマは俳優の山田裕貴さん主演で、「恋はつづくよどこまでも」「着飾る恋には理由があって」(共に同局系)などを手がけた脚本家、金子ありささんによるオリジナル作品。8時23分、いつもと同じく都心に向かう電車の一両が、未来の荒廃した世界にタイムスリップ。同じ車両に乗り合わせた見ず知らずの客たちは水も食料もない極限下をサバイバルし、元の世界に戻ろうと奮闘する。

 杉本さんは、家族から相手にされず、職場の部下からも馬鹿にされ、やるせない日々を送っているサラリーマン、田中弥一を演じる。タイプスリップ後、乗客の中の年長者となり、場を仕切ろうとするが、それが混乱を巻き起こす。

 杉本さんは「職場でも家族の中でも居場所を失くしているお父さん。そんな状況の人間が皮肉にも突如自由を手にしてしまう。すべてから解放されたときに人はどうなるのか? 極限の状態に置かれたとき、人は何を考え、どう行動するのか? 自分の身に置き換えてドラマの世界に没頭していただけたらと思います」とコメント。

 一方、松雪さんは一人娘を育てる母親で、人材派遣会社を経営するキャリアウーマン、寺崎佳代子を演じる。会社の経営は楽ではないが、娘が通う名門私立校のママ友や、かつての同級生たちには虚勢を張り、SNSでも「リア充」をアピール。絵に描いたような幸せを取り繕っている。

 松雪さんは「極限状態の中で人はどのように変わるのか、生きるという事はいかなることか。その変容の様を丁寧に演じたいと思います。ペンディングされた世界に閉じ込められる一人の女性を演じます。極限状態における群像劇。チームの一員として、これからみんなで丁寧に作り上げていきたいと思います」と話している。

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