池松壮亮:10歳でミュージカルデビュー オーディションでは「『上を向いて歩こう』をずっと下を向いて歌っていた」 「徹子の部屋」で

池松壮亮さん
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池松壮亮さん

 俳優の池松壮亮さんが、3月17日午後1時から放送された黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。10歳でオーディションを受けることになったきっかけや、オーディションで印象に残った出来事について語った。

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 池松さんは現在32歳。10歳の時に母親の勧めで受けたオーディションで、劇団四季のミュージカル「ライオンキング」のヤングシンバ役に合格し、芸能界デビュー。今年で芸歴22年を迎えた。

 野球とラグビーに打ち込むスポーツ少年だった。野球は高校まで続けており、池松さんは「お芝居の仕事よりも野球が大事でした」と振り返った。人前に出るのが苦手で、恥ずかしがり屋だった池松さんが「ライオンキング」のオーディションを受けたきっかけは、両親に「“野球カード”を買ってあげる」と言われたからだそう。池松さんは「欲しいものを買ってもらったことがそれまでなかったので、300円のカードにつられて」と笑った。

 また、オーディションで印象に残った出来事として、池松さんは故・坂本九さんの名曲「上を向いて歩こう」を歌ったことをあげた。「『上を向いて歩こう』を、ずっと下を向いて歌ってたんですよ。そしたら受かりました。親が一番ビックリしていたと思います」と回顧した。

 初めて舞台に立った日、池松さんは両親が人前で泣いている姿を初めて見たという。「それがずっと残像のように残ったんでしょうね。(人って)こんなに感動するんだと思って、そこで一つ(俳優としての)スイッチが入ったようなところはあります」としみじみ語っていた。

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