ドラゴンボールDAIMA
第6話 イナヅマ
11月18日(月)放送分
「月刊Comic REX(レックス)」(一迅社)で連載中のねことうふさんのマンガが原作のテレビアニメ「お兄ちゃんはおしまい!」の最終回となる第12話「まひろとおしまいとこれから」が3月23日にTOKYO MXほかで放送される。最終回の放送に向けて、緒山まひろ役の高野麻里佳さん、緒山みはり役の石原夏織さん、穂月かえで役の金元寿子さん、穂月もみじ役の津田美波さん、桜花あさひ役の優木かなさん、室崎みよ役の日岡なつみさんが同作について語り合った。
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津田さん あさひが料理を食べている姿がとても可愛いかったです。ご飯をおいしそうに食べている女子って、いいですよね(笑い)。
優木さん 確かに、食事シーンのアドリブがメチャクチャ楽しかった気がします。どのキャラクターにもアドリブがたくさんあったのが印象的でした。
日岡さん 優木さんのアドリブは特に、私の想像を超えてきていました(笑い)。
優木さん 本当(笑い)? うれしい! “妖怪枕返し”というキャラクターが出てくるのですが、アフレコ現場で「兼ね役でやってもらえますか?」と言われまして。必死で演じ切ったあと、津田さんに「そんな、某お笑いの巨匠のような演技をされても……」と突っ込まれました(笑い)。
津田さん だって「メガネ、メガネ……」みたいな発音で面白かったんだもん(笑い)。
日岡さん みよの場合はアドリブ……というよりも、女の子同士のやり取りに興奮するシーンに力が入りました。「もっと大げさに」とか「よだれを垂らすように」みたいなディレクションがありましたね。
優木さん みよは、これぞ“萌え”というのを代弁してくれているのがいいですよね(笑い)。
津田さん かえでが家に帰ってきたとき、もみじだけに見せる“本性”が素晴らしいと思います。思わずキュンとしてしまうくらいツボでした。あとは、まりんか(高野さん)の「らめえぇ~!」が天才的だな、と。
高野さん え~、本当ですか(笑い)!? 台本にちゃんと「らめえぇ~」と書いてあったので「ここは本当に心が乱れているんだな」と察し、思いっきり演技させていただきました。台本のおかげですよ(笑い)!
石原さん でも、一見エッチで、そこまで過激じゃないのが「おにまい」のすごいところですよね。
津田さん そうなの! 絶妙なバランスが素晴らしいと思って。それがこの「らめえぇ~!」というせりふに集約されていると言っても過言ではないと思います。
高野さん そろそろやめてください(笑い)!
石原さん みよじゃないですけど、まひろたちが学校に行っているシーンを見ていると、私も「みんな可愛い……」と夢心地になってしまいます。作品の魅力の一つですね。
津田さん クリスマス回でみはりとかえでがイチャついているのを見て「やっぱりこういう関係なのかな」と思っちゃいました(笑い)。
石原さん 確かに! あのエピソードの前までは、かえでとは「仲のいい友達」みたいな描かれ方をしていたので、ちょっとドキッとしましたね。
金元さん メンバーの中では、この2人がちょっとお姉さんなのですが、かえでがみはりにマッサージをしてあげるシーンはとってもキラキラしていたな、と。
石原さん かえでにマッサージしてもらっているときはスキを見せるんですよね。私もこのやり方で合ってるのかな……?と手探りでアドリブ演技をしたのを覚えています(笑い)。
津田さん みよは、普段は5人のやり取りを少し離れた位置から楽しんでいるのに、いざ彼女のほうに矢印が向くと、とたんに慌てふためくのがかわいいですよね。
日岡さん ありがたいです! でも結局「私は見ているほうがいいんだよね」という結論に落ち着くのがなんとも言えず……。
優木さん それって“推し”に対する典型的な行動じゃない(笑い)?
日岡さん 一瞬みはりのほうに行きかけたんだけどね。
津田さん もみじが言うのもなんだけど「あのままどんどん攻めていったらよかったのに!」と思った(笑い)。
優木さん あさひはこの中で一番何も考えていないと思うのですが(笑い)、もみじと出会ったばかりのときは、彼女のことを男だと思っていた節があります。一緒にお風呂に入ったときにドキッとした描写がありますし、もみじろう(あさひがもみじにつけたあだ名)に対しては特別な思いがあるのかな、と思いますね。
高野さん まひろがあさひの純粋さに反応していましたし、あさひは、友達に一人はほしいタイプの子かもしれませんね。まひろとしては、みはりにチョコレートを渡すシーンが外せないです。今までとはちょっと違う距離感が出ていて、とても難しい演技を要求された気がします。
金元さん あのシーン、お兄ちゃん感がとても強かったよね。
高野さん 確かに!
石原さん 私もすごく感動しちゃって「どういう気持ちで演じればいいんだろう?」といろいろ考えながらアフレコに臨みました。
津田さん “引きこもりダメニートだったまひろの成長”でしょうか。みはりにおんぶに抱っこだったのが、彼女にプレゼントをあげられるところまで成長したのは感動でした。
優木さん 誰しも一度は、子供の頃に戻って人生をやり直したいと考えたことがあると思うのですが、まひろがそんな願望をかなえてくれていると言いますか。まひろを通して疑似体験ができるところが魅力ですね。しかも女の子になってやり直せるとか、最高じゃないですか(笑い)。
津田さん 具体的なエピソードになりますが、女子たちが一緒にお手洗いに行くシーンでまひろが「みんな一緒に行くんだ」と驚いているシーンに逆に驚いたり。男性視聴者の皆さんには「女子あるある」も発見していただけるのではないでしょうか?
金元さん 津田さんにかぶせてしまいますが(笑い)、映画館のシーンでも女子トイレに行列ができている様子が描かれていて、細かいところにすごくこだわっているな、と思いました。
高野さん 確かに、男性視聴者からすると、女性の生態が分かるのがいいのかもしれないですね(笑い)。
石原さん 学生時代の思い出がたくさんよみがえってくるところも大きな魅力だと思います。大人になった皆さんも、私と同じようにノスタルジーな気分にひたってもらえるのではないでしょうか?
高野さん あまり多くを語ることはできないのですが、最終話にふさわしい、衝撃的な展開が待っています。
金元さん 演じていて、ドキッとしてしまいました……(笑い)。
石原さん みはりがまひろに対してどうありたいのかをゆだねることになるので、まひろの出した答えにご注目いただきたいです。
日岡さん 果たしてまひろは“お兄ちゃん”に戻ってしまうのか? 乞うご期待ということで!
津田さん ヒントは「パオーン」です(笑い)!
優木さん アニメはこれで一段落しますが、原作はまだ続いていますし、今後も「おにまい」をよろしくお願いします!
「お兄ちゃんはおしまい!」は、ニートのまひろが、妹・みはりに飲まされた怪しい薬で女の子にされてしまい、女の子としての生活に苦戦しつつも、引きこもりから卒業しようと奮闘する姿が描かれている。同人誌が人気を集め、2018年6月に商業版コミックス第1巻が一迅社から発売された。2019年6月から「月刊ComicREX」で連載されている。アニメは「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」などに参加してきた藤井慎吾さんが監督を務め、スタジオバインドが制作する。
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