特撮ドラマ「ウルトラマントリガー」(テレビ東京系、2021~22年)で俳優デビューした金子隼也さんのファースト写真集「Be Myself」(KADOKAWA)が3月27日に発売された。「自分の中では写真集を出させていただくのは、もっと先の未来にあったらいいかな」と話す金子さんに写真集のこだわりや、「トリガー」出演時のこと、俳優としての現在地を聞いた。
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写真集はサウナや展望台などでロケを行い、男友達との旅のような雰囲気の中、23歳らしい素顔を収めた。A4判、96ページ。3850円。
タイトルは、自身の芸能界入りのきっかけとなったNHKの子供向け教育番組「大!天才てれびくん(天てれ)」(2011~14年)が由来。「天てれ出演時のブログのタイトルが『Be Myself』でした。タイトルを発表すると、そこに反応してくださる方も多くて、ずっと応援してくださっている方がいることがうれしいかったです!」と顔をほころばせた。
写真集の自己採点は「100点」と自信を見せる。「コンセプトは“自分の素を見てもらうこと”だったのですが、完成したものを見たら素の表情が多くて、(イメージ通り)自分らしさが詰まっていました。内面も含め、いろいろな僕を見ていただけて、僕のことがよく分かる一冊に仕上がったと思います」とアピールした。
俳優デビュー作となった「ウルトラマントリガー」。天才科学者ヒジリ・アキトを演じたが、出演が決まった際の心境を「うれしさ半分、悔しさ半分でした」と振り返る。
「オーディションは主人公で受けていたので、マネジャーさんに、『どうする? 変身はできないけど』と言われたときは悔しさはありましたが、ご縁だと思い、出演を決めました」
とはいえ、振り返ってみれば「貴重な経験をさせていただいた」と感謝を口にする。「右も左も分からない初めてのドラマ現場で、たくさんのことを学びました。スタートを切ったのが『ウルトラマントリガー』でよかった。学んだことを今後も生かせるよう頑張りたい」と意気込む。
かけがえのない“仲間”との出会いもあった。「(トリガーの共演者とは)グループLINEがあって、みんなとは今でも連絡を取り続けていて。悩みごとの相談もしますし、みんなの新たな仕事の出演報告とかを受けると、自分も頑張らなきゃと励みになります!」と力を込めた。
今年1月期は「ハマる男に蹴りたい女」(テレビ朝日系)や「リバーサルオーケストラ」(日本テレビ系)、日本テレビ系の朝の情報番組「ZIP!」内で放送された「パパとなっちゃんのお弁当」などのドラマに出演した金子さん。
出演作が続いているが、「もっと勉強しなきゃいけない部分が多くまだまだ、です。もっと多くの作品に出演できるように頑張っていかなければというのは感じています。どんな作品でも、自分らしさも残しつつ、世界観の中に自然体でいられる役者が理想像。そこを目指して頑張りたいです」と語る。
目標は貪欲に構えている。「俳優だけでなく、バラエティーもできる人になりたいです(笑い)! また、いつか“変身”の夢はかなえたいです!」と目を輝かせた。(取材・文・撮影:遠藤政樹)
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