俳優の向井理さんが、7月スタートの連続ドラマ「警部補ダイマジン」(テレビ朝日系、金曜午後11時15分)に出演することが分かった。主人公の台場陣(生田斗真さん)を利用しながら、共に警察組織の暗部に斬り込んでいく警視庁捜査1課「特命捜査対策班」室長の平安才門(ひらやす・さいもん)を演じる。向井さんが、主演の生田さんと共演するのは、映画「ハナミズキ」(2010年)以来、約13年ぶりとなる。
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ドラマは、マンガ誌「週刊漫画ゴラク」(日本文芸社)で連載中の同名マンガの実写化。強い正義感を持つ警視庁捜査1課のエース・台場が、法では裁けない巨悪を「悪を持って悪を制す」の手法で成敗する。監督を、映画「クローズZERO」(2007年)や「藁(わら)の楯」(2013年)などの三池崇史さんが務める。
向井さん演じる平安は、東大出身で頭の回転が速く、荒事は苦手だが、殺し屋に襲われても動じない強い胆力を持つ。用心深く、ポーカーフェースで、なかなか本心を読み取れない男だ。法では裁けない幼女連続誘拐殺人犯である元警察庁の重鎮を殺害した台場の秘密を口外しないことを条件に、台場の“飼い主”となり、召使(めしつか)い同然にこき使う。
向井さんは今作について「法で裁けない権力などに憤りを感じている人にとっては、溜飲(りゅういん)を下げるドラマになるかもしれないですし、個人的にはとてもチャレンジングな作品だと思っています。『これを地上波でやるんだ、やれるんだ』ということに挑戦できる場だったのでとても斬新(ざんしん)でした」とコメント。
生田さんとの約13年ぶりの共演については「お互い環境も変わりましたが、大きくは20代の頃とそんなに変わっていないですね。生田くんはすごく器用な方ですし、お芝居に対するアンテナがすごく広いので、現場の空気感やいろいろなことをキャッチしながら作り上げていくんです。そういうところも全然変わっていなくて、『相変わらずお芝居が上手いなぁ』と思いながらご一緒しています」と述べた。
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