結木滉星:“風間”木村拓哉に「指導してほしい」 濵田崇裕と“逆のアクセント”心がける 「風間公親-教場0-」

(C)フジテレビ
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 フジテレビ系“月9”(月曜午後9時)枠で放送中の連続ドラマ「風間公親-教場0-」。若手刑事が刑事指導官の風間公親(木村拓哉さん)とバディーを組み、殺人事件の捜査を通して刑事スキルを学ぶ「風間道場」を舞台にしたドラマで、捜査1課の刑事・尾山柔を演じているのが結木滉星さんだ。本作出演の反響を「主演が木村さんですし、月9という枠もあり、反響は大きいです」と話す結木さんに、尾山役へのこだわり、木村さんの印象や撮影現場での様子について聞いた。

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 ◇「自由にやらせていただけるところもあり楽しい」 尾山役に手応え

 尾山は神奈川県警本部捜査1課の刑事。お金持ちのボンボンでエリートという役どころで、「ジャニーズWEST」の濵田崇裕さん演じる刑事・谷本進一と常にペアで動いているキャラクターだ。

 結木さんは、尾山について「刑事の中では親近感がある。谷本ほど仕事に達観していないので、後輩の新米刑事にきつく当たる瞬間もあるけど、思いやりもある人。ひともんちゃくあったとしても事件解決のためなら協力しようと思えるタイプで、そういう人間味のあるところが魅力の一つかなと思います」と分析する。

 尾山を演じるにあたり、「作品のトーンが重めなので、谷本と尾山が逆のアクセントとしてほっこりするようなシーンになったら」と意識し、「常に濵田君とニコイチでいることを心がけ、とにかくコミュニケーションをとって関係性を築きたいと思った。現場で『ここは息を合わせて』とか『目を合わせて』などのやり取りを常にしています」と濵田さんとの取り組みを語る。

 撮影では「自由にやらせていただけるところもあるので楽しい」といい、「第2話の『廊下を走るな』と濵田君が言って『先生か』と突っ込んだところは台本になくて。リハの時に監督も含めた場で、濵田君の提案に対し『僕が突っ込みます』と生まれたシーンです」と積極的なアイデア出しがあったことを明かす。

 ◇木村拓哉のプロフェッショナルぶりに感銘

 これまで放送されたスペシャルドラマ「教場」(2020年)、「教場II」(2021年)を見ていたという結木さんは、「こんなに緊張感のあるドラマは初めて見た。風間公親の怖さみたいなものが画面からも伝わってきて、すごい緊張感中でやっていたのだろうなと思った」と感想を抱き、木村さんとの初対面を「何を話したのかを覚えてないくらい緊張していました」と振り返る。

 実際に木村さんと共演すると、「現場のことを一番に考えている方。風間公親としていなきゃいけないところと、木村さんとしているところを考えられているのを強く感じてすごいなって」と感銘を受け、「一流だなと思いました。プロフェッショナルとはこういうことだなと感じました」と敬意を口にする。

 そんな木村さんに圧倒されたのか、結木さんは「あまり現場でせりふが飛ぶタイプではないのですけど」と前置きしつつ「木村さんと一緒に芝居させていただいた際、(風間と尾山の)関係性もあるのでしょうが、せりふが飛びそうになる瞬間があった。初めての感覚で不思議でした」と共演シーンでの出来事を驚きとともに明かす。

 風間道場ではさまざまな人が指導を受けるが、尾山は指導してもらいたいか聞くと、結木さんは「(風間が)怖いので、役として考えると指導してほしくないかも。(風間道場に来る新米を見ている)今のままでいいです(笑い)」と遠慮しつつも、「役者としては木村さんとご一緒できるのはありがたいですし、指導してもらった方が絶対的に成長できると思う。僕自身という意味では指導してほしい」と向上心を見せていた。(文:遠藤政樹)

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