あなたがしてくれなくても：“楓”田中みな実の“ある変化”に視聴者反応　「一大決心の表れ」「皮肉だけど潔くて好感」

　俳優の奈緒さん主演の連続ドラマ「あなたがしてくれなくても」（フジテレビ系、木曜午後10時）の第9話が6月8日に放送された。田中みな実さん演じる楓の“ある変化”に視聴者が反応した。

　◇以下、ネタバレがあります。

　ドラマは、マンガ誌「漫画アクション」（双葉社）で連載中のハルノ晴さんの同名マンガが原作で、夫婦のセックスレスがテーマ。三竿玲子さんのプロデュース、演出は西谷弘さんと、話題を呼んだドラマ「昼顔」（フジテレビ系）のスタッフが9年ぶりに再集結した。

　第9話のラストで、新名誠（岩田剛典さん）が楓に離婚を切り出す場面が登場。苦しそうな表情を浮かべながら「離婚しよう」と訴えかける新名に、楓は涙を浮かべながら「分かった。いいよ、離婚しよう」と返答した。

　心が離れてしまった新名をつなぎ止めるため、慣れない家事を頑張ったり、みち（奈緒さん）に話を聞きに行ったり、みちの夫・陽一（永山瑛太さん）のカフェを訪れたりと、あらゆる手を尽くしてきた楓。そんな楓があっさりと離婚を受け入れた展開に、視聴者からは「あれ以上嫌な女になりたくなかったのかな」「本当にびっくり！」など驚きの声が上がった。

　また、これまでに何度も、玄関で脱ぎっぱなしにされた楓の靴を新名がそろえる描写が登場。しかし、新名が離婚を切り出すシーンの直前には、楓は靴を玄関にそろえて置いていた。

　この楓の変化に、SNSでは「揃（そろ）えられた靴は誠がいなくても一人で生きていくという楓の一大決心の表れのようにも思える」「今まで脱いだ靴が乱れていたのに最後はきちんと揃えられていたところに、勘の鋭い楓が切り出される離婚話に応えようとする決意を感じた」「最後に好みの習慣を受け入れたり転職を祝ったり、誠に歩み寄れた楓いいね。靴が同じ向きにキレイに並んだとき、夫婦で同じ結論を出してたことは皮肉だけど潔くて好感」といった声が上がっていた。