佐良直美:「私の人生最後の大仕事」野犬の保護活動に尽力 那須に移住、朝4時から150匹以上の保護動物と過ごす日々 「徹子の部屋」で

「徹子の部屋」に出演した安奈淳さん(左)と佐良直美さん=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演した安奈淳さん(左)と佐良直美さん=テレビ朝日提供

 歌手の佐良直美さんと、元宝塚歌劇団トップスターの安奈淳さんが、7月10日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。佐良さんが、自身が取り組んでいる動物の保護活動について語った。

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 佐良さんは、デビュー曲「世界は二人のために」(1967年)で一躍スターに。宝塚出身の安奈さんとは55年来の友人で、親しくなったきっかけは「犬」だという。19歳の安奈さんが22歳の佐良さんの実家を訪れた際、大きな音と共にたくさんの犬が玄関に走って来たといい、安奈さんは「動物が大好きだったから、うらやましかったです」と振り返った。

 佐良さんは現在、40年前に引っ越した栃木県那須郡で犬のしつけ教室を開き、150匹以上の保護動物と暮らしている。那須へ引っ越したきっかけも、「犬」だったという。

 佐良さんは東京で18匹の犬を飼っていたが、「吠え声がうるさくてご近所から苦情が出たもんで、昼間しか表に出せない、夜はちょろっと出して19時半から20時には家の中に入れてました。犬も肩身の狭い思いをしていましたから、思いっきり走らせてあげたいなと思って」と那須へ引っ越しを決めたという。

 引っ越し後、1年間で30匹の子犬が佐良さん宅の門の前に捨てられた。保護動物の数は「それから徐々に増えた」といい、犬や猫に薬をあげたり、トイレの世話をしたり、エサを与えたり、運動させたりと、佐良さんは朝4時から一日中、動物のために過ごしている。

 最近では、野犬の保護活動に力を入れているといい、「(保護活動の)協会ができたのは今年の4月になりますけど、自分で動いていたのは去年の1月から。野犬を保護して、人間社会に出られるような子にしようと思っています」と語った。

 保護活動に同行したという安奈さんは、「(車から)出ようかなと思ったら(佐良さんに)『出ないで』って言われて。知らない人が来るとどこかに行っちゃうから車の中からそっと見ていました」と回顧した。

 佐良さんは「用心深いんですね。でも、彼ら(野犬)はほっとけないです。きちんと捕まえて去勢不妊(手術)して、狂犬病の注射を打たないと。どこかから狂犬病が入ってきたら大変ですから。それだけはしないと。私の人生最後の大仕事ですので」と熱く語っていた。

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