坂口健太郎&染谷将太:「CODE-願いの代償-」は「ちゃんと見てほしい」作品 ハードな撮影の裏側も明かす

連続ドラマ「CODE-願いの代償-」の一場面(C)ytv
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連続ドラマ「CODE-願いの代償-」の一場面(C)ytv

 俳優の坂口健太郎さん主演の連続ドラマ「CODE-願いの代償-」(読売テレビ・日本テレビ系、日曜午後10時半)。台湾で大ヒットしたドラマが原作のノンストップ・クライム・サスペンスで、SNSではその予測不能な展開が話題となっている。主人公の刑事・二宮湊人を演じる坂口さんと、フリー記者・椎名一樹を演じる染谷将太さんに、撮影の裏側を聞いた。

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 不審な事故で婚約者を亡くした刑事・二宮湊人(坂口さん)が、婚約者の死の真相を追い求める中で、どんな願いもかなえるというアプリ「CODE」を入手する。しかし、そのアプリを使う先には、大きな代償が待ち受けていて……というストーリー。

 4月期の医療ドラマ「Dr.チョコレート」(日本テレビ系)から続けて、2クール連続で主演を務める坂口さんは、「2クールということで、最初は大変だな、と思っていたんですけど、(台)本が面白かった」と振り返る。

 出演にあたり、今作を手がける中間利彦プロデューサーの熱い思いも大きかったといい、「温度感の高い提案をしていただいて。大変だな、という以上にそこに委ねていってもいいんだな」と感じたという。

 一方、「ノンストップ・クライム・サスペンスが大好き」と話す染谷さんは「台湾のベースがあるというのもあって、流れも見させていただいて、わくわくしました。すてきな座組の皆さんで、面白そうなことやるんだなと、誘っていただいてうれしく感じました」と振り返る。

 坂口さん演じる二宮は、第1話から、婚約したばかりの恋人・悠香(臼田あさ美さん)を亡くしてしまう。「クランクインする前からきつい役だな、しんどい役だなと感じていましたが、感じていたものより1.5倍は大変」と明かした坂口さんは、「悠香のおなかには新しい命があって、そこで亡くしてしまったというのは計り知れないなと思う」と話す。

 二宮が感情を放出する場面では、怒りの表現が多いというが、「そこにはきっと悲しみもあるはずだし、無力感もあるだろうし、せつない気持ちもある。そういう全部をひっくるめた感情を混ぜ込んで、ひとつのカットで表現するというのはすごく難しい」と続ける。

 一番最初に、監督から「サスペンスだけれども、ちゃんと人物をしっかり描いていきたい」という話があったと明かした染谷さんは、「このドラマですてきだなと思っているのは、二宮や椎名をはじめ、一人一人が謎に向かっていく核があって、動機があって、そこにものすごく人間ドラマがあるということ。単なる謎解きではなく、人物をものすごく掘り下げられていくのが、奥深いストーリーになっていると思う」と話す。

 撮影ではアクションもあり、緊張感のあるシーンが多いが、「なかなかハードな撮影ですけれど、坂口くんが現場を軽やかにしてくださって、本当にいい雰囲気」と話した染谷さん。チームワークもいいといい、坂口さんは「僕は現場でふざけるんですけれど、“そめやん”(染谷さん)はそれをうまーく流してくれます(笑い)」と明かしていた。

 最後に、視聴者に向けて「すごい速度でいろいろことが流れていくし、ちょっと目を離すと追いつけなくもなる作品でもあると思うので、この1時間をください!」と訴えた坂口さん。「“ながら見”をしてしまうのは悪いことじゃないけれど、今回はちゃんと見てほしい。そういったところが今のドラマの中で挑戦的だなと思ったし、二宮がもがいている様が伝わったらうれしい」と話す。

 染谷さんも、「二宮がひたすらもがいて、ひたすらギリギリになりながらも戦っていく姿はものすごく見どころだなと思います。回を重ねるごとにどんどん話が進んでいくので、1話も欠かさず見ていただきたいです!」と力強くアピールした。

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