橋本環奈:「ギャルの根底にある芯の強さはなくしたくない」 来秋朝ドラ「おむすび」ヒロイン 会見一問一答・上

2024年度後期のNHK連続テレビ小説「おむすび」で主演を務める橋本環奈さん
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2024年度後期のNHK連続テレビ小説「おむすび」で主演を務める橋本環奈さん

 俳優の橋本環奈さんが8月9日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)で行われた、2024年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」の制作発表会見に出席。橋本さんは、管理栄養士を目指す平成生まれのギャル、米田結(よねだ・ゆい)という異色のヒロインを演じる。会見での一問一答は以下の通り。

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 ◇福岡が一つの舞台「運命的なシンパシーも感じました」

 ――最初にごあいさつを。

 橋本環奈さん:ヒロインをやらせていただきます橋本環奈です。今回初めてNHKでドラマを初めて出演させていただくんですけれど、朝ドラヒロインらしく、あとギャルなので明るく楽しく皆さんに元気のいい一日のスタートが切れるように明るい朝をお届けしたいなと思っております。よろしくお願いします。

 ――橋本さんの起用理由は?

 制作統括・宇佐川隆史さん:ひとえに人間力というか、人としての力が魅力あふれているというのが大きいと思います。お芝居もさることながらその裏ににじむ誠実さだとかフレンドリーさだとか、あと見ていてこちらが自然に明るくなる。そういうところをずっと感じておりまして。

 朝ドラは半年間放送がある。応援しながらも一日の元気をくれるというのがテーマになっています。橋本さんの存在そのものがそもそも朝ドラに非常に合っているというふうに常々思っていましたので、今回オファーさせていただきました。

 ――それを聞いて。

 橋本さん(以下同):とってもうれしいですね。明るい役柄をやっていると本当に気持ちが明るくテンションが上がったりするので、本当に今から楽しみだなと思いますし。

 あと、ようやく発表できた安心感というか。絶対に言ってはいけないと最初にいわれるので発表まで忘れていようと思って考えないようにしてました(笑い)。(ようやく言えるようになって)すごくすっきりしました。

 ――朝ドラのオファーが来たときどう思いました?

 あの朝ドラの出演のオファーがいただくなんて本当にびっくりしましたし、最初にお話をいただいたときに一緒に内容とかも聞いていて私自身が福岡出身なので、福岡も神戸、大阪とテーマの中に入っていて、それもすごく運命的なシンパシーも感じましたし。本当にこのタイミングでお話をいただくということを全く想像していなかったのでとっても楽しみにしていて。

 仲の良い友達に朝ドラのヒロインの子がいて大変だという話は聞いているので(笑い)、そこも体調管理とかもしつつ、食に関わるテーマだったりするのでとくかくよく食べてよく寝てっていう健康管理をしながら朝ドラヒロインとして元気よくやっていけたらなと思いますね。

 ――ギャル役ですよ。

 ギャルですよね。私、本当にギャル大好きで。ギャルって底抜けに明るいじゃないですか。ポジティブで負けん気の強さだったり、物事のそもそもの考え方がポジティブな印象があるので、ギャル魂みたいなものを宿しながらやりたいと思うので。

 ――橋本さん自身はギャルだったんですか?

 私、ギャルではなかったと思います。私が想像するメークだったり髪形とかルーズソックスはいていたりだとか時代によって全然ギャルの形は違うと思うんですけれど、小さいときから仕事させていただいているので。ギャルにいく過程がなかった。でも楽しそうだと思いますね。その時代によって平成ギャルに変身できるのかなと思います。

 ――食や栄養がテーマということですが、ご自身は栄養管理に気をつけていますか?

 私本当に、食べることが大好きで。「何を食べようかな?」っていつも考えて、「これ食べたい!」って思うことが多いんですよね。よく言うじゃないですか?「甘いものが食べたい時は疲れている」って。私自身本能に従って、毎日食べたいものをいっぱい食べています(笑い)。健康管理の面でいうと、よく食べてよく寝てということを意識してやっているので「食がテーマ」というのは、本当にすてきだなあと。この朝ドラをきっかけに、管理栄養士のお仕事の勉強をしていけたらと思います。

 ――平成時代が舞台ということについては、どう感じていますか?

 今回(朝ドラは)111作目で、私が平成11年生まれなんですよね。だからすごく「あ! 同じゾロ目だ」と思いました。小学生の時からお仕事をしていて「え! 平成生まれ?」って結構驚かれることが多かったはずなのに、いつの間にか令和生まれの親戚とかも生まれたりして(笑い)。「そうか、平成が時代なんだなあ」と思うんですけど、平成になって最初に生まれた(設定の)役柄ということで、私も知らない平成の良さであったりが作品に出てくると思うので、そこは平成生まれの方も昭和生まれの方も、懐かしんで見られるんじゃないかなと思いますね。

 ――平成生まれには、どんな特徴があると思いますか?

 やっぱりSNSとかが発達したりしてますし、どんどんその適応能力が高くなっているのかと。でもそれは、良い面も悪い面もあると思うんです。たとえば食のこともそうですが、ネットで調べるとすぐ分かったりするけど、本当にその内容が正しいかどうかも、自分で判断しなきゃいけないのが難しかったりして。それが「平成の方あるある」かどうかは分からないですけど、そういう考える力が身についているのかな、とは思いますね。

 ――「ギャル魂」を宿しながら演じたいとのことですが、その根幹にあるものは何でしょうか?

 友達にもギャルの子がいますけど、考え方がとにかく明るくてポジティブで、前向きなイメージがありますね。自分だけじゃなくて、人も幸せにするような力が、すごくあると思っていて。「仲間を大事にする」みたいな所も素敵だなあと思うので、「自分のことも、仲間のことも大好き!」みたいな、愛のあるキャラクターになれたらいいなと思います。

 ――ギャルの役作りで大切にしたいことは?

 ギャルの根底にある、芯の強さみたいなものはなくしたくないと思っています。明るさとポジティブと、でも時には人の痛みとか悲しみにも寄り添ってあげる、情が深いところとか。とにかく「この人、本当に性格いいよな」みたいなところが伝わる言動だとか、細やかな部分まで気にしてお芝居をしていけたらと思います。

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