全領域異常解決室
第7話 すべてお話します 物語はここから始まった
11月20日(水)放送分
来年秋にスタートする2024年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)の制作発表会見が8月9日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)で開かれ、タイトルが「おむすび」になることと、ヒロインを橋本環奈さんが務めることが発表された。制作統括の宇佐川隆史さんが会見後に取材に応じ、今作に込めた思いや、橋本さんの起用理由などを語った。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
「おむすび」は、元号が「平成」に変わった日に生まれたヒロイン・米田結(よねだ・ゆい)が、福岡でギャルとして育ったあと、あるきっかけから関西で管理栄養士を目指す……という“平成青春グラフィティー”となる。宇佐川さんは平成を舞台にした理由について「朝ドラという長いスパンで、平成という時代を描きたかった」と語る。
「『失われた30年』といわれる平成は、確かに苦しいこともあったけれど、楽しいこともあったよね、と。先が見えない現在と地続きの『平成』の中にある、パワフルさや希望を見つけていくことで、今を生きる物語になると考えました」と明かす。
さらに「ギャル」を主人公にしたのは「自分の『好き』を貫きつつ、相手のことも大事と思うギャルのパワーとマインドが、今の世の中で道しるべになるのでは」と狙いを語った。
2022年度前期の「ちむどんどん」など、朝ドラでは「食」がしばしばテーマになるが、味よりも「栄養」の方に主軸を据えるのが、今作の従来にはなかったポイントになるという。これには、未来の幸せな姿を考えるためにも、もう一歩先の「食」を描けないか?という考えがあった。
「栄養はなかなか最優先にできないものだけれど、今これを考えておかないと、未来がどうなっていくのか、と。日本は栄養学がものすごく進んでいるから、そこに触れることで、新しい食の話ができると思う」と宇佐川さんは思い描いている。
舞台を福岡、神戸、大阪にした理由は、「福岡は素材が豊かで、特に(結が育つ)糸島は野菜が有名。神戸は放送中に震災30年目を迎えますが、実は主人公に大きく関わります。そして彼女が栄養士として悪戦苦闘をする大阪は、やはり食の今を描くのに外せない街です」と説明。
橋本さんをヒロインに指名したのは、演技力や気負わない雰囲気に加えて、「食べている姿が素晴らしい」ことが決め手になったという。「朝ご飯を食べた後でも、ご飯を食べたくなるぐらい(笑い)、おいしそうに食べるんです。大阪局は食べ物を作るスタッフが非常に熱くて、おいしいものを作って役者さんの演技を引き出すので、そこを半分ドキュメントで撮ろうという話になっています」と、橋本さんの食べっぷりが見どころになるだろうと予測した。
「おむすび」について宇佐川さんは「平成の持つ枠を外れた元気さで、優しさというよりは『パワフルにいたわる』ということをテーマにしたい。大好きな街の“町中華”みたいなドラマになればと思います」と希望を語った。
脚本は「正直不動産」「ハコヅメ~たたかう! 交番女子~」などを手掛けた根本ノンジさんが担当する。クランクインは2024年の春頃を予定している。
11月22日の金曜ロードショーは、ディズニーアニメの傑作「モアナと伝説の海」(米、2016年)をノーカット、10分拡大で放送する。
俳優の本木雅弘さんが、11月21日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。来月59歳になる本木さんが、義父母や妻について語った。
LPGA女子ゴルフツアー「CMEグループ・ツアー選手権」が11月22日(日本時間)、米フロリダ州のティブロンGCで開幕。WOWOWは4日間の試合の模様を連日生中継する。日本からは…
アジア発の9人組ガールズグループ「TWICE(トゥワイス)」を特集した番組「NHK MUSIC SPECIAL TWICE 9人でかなえ続ける夢」が、11月21日午後10時からN…