山崎賢人：映画「ゴールデンカムイ」で“不死身の杉元”に　山田杏奈がアシリパ　玉木宏、舘ひろし、眞栄田郷敦らも出演

　俳優の山崎賢人さんが、野田サトルさんの人気マンガが原作の映画「ゴールデンカムイ」（2024年1月19日公開、久保茂昭監督）で主演を務めることが8月30日、明らかになった。山崎さんは、鬼神のごとき戦いぶりから「不死身の杉元」の異名を持つ元軍人・杉元佐一を演じる。

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　併せて、山田杏奈さん、眞栄田郷敦さん、矢本悠馬さん、工藤阿須加さん、栁俊太郎さん、大谷亮平さん、勝矢さん、木場勝己さん、大方斐紗子さん、マキタスポーツさん、秋辺デボさん、玉木宏さん、舘ひろしさんの出演も発表された。

　山田さんはアイヌの少女・アシリパ、眞栄田さんは兵士として卓越した才を持つ凄腕のスナイパー・尾形百之助、矢本さんは「脱獄王」の異名を持つ天才脱獄犯・白石由竹、工藤さんは鶴見中尉（玉木さん）の側近・月島基、栁さんは双子の軍人・二階堂浩平、洋平（一人二役）、大谷さんは東北マタギ生まれの兵士・谷垣源次郎を演じる。

　また、勝矢さんは「不敗の牛山」と呼ばれる柔道の達人・牛山辰馬、木場さんは「新選組最強の剣士」と呼ばれた剣の達人・永倉新八、大方さんはアシリパの祖母のフチ、マキタスポーツさんは砂金を探しに来た杉元が出会う男・後藤竹千代、秋辺さんはアシリパの大叔父、玉木さんは大日本帝国陸軍第七師団中尉の鶴見篤四郎、舘さんは元新選組、鬼の副長・土方歳三を演じる。

　「ゴールデンカムイ」は、2014年に「週刊ヤングジャンプ」（集英社）で連載をスタートし、2022年4月、約8年にわたる連載に幕を下ろした。全31巻のコミックスは、累計2500万部を突破している。日露戦争終結直後の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金を巡る一獲千金ミステリーと、バトルアクションが描かれる。

　山崎さんは「大人気の原作なのでとてもプレッシャーに感じましたが、お話をうかがった時に『絶対面白くなる』という確信がありました。信頼しているチームとまた一緒に新しいことへ挑戦できるということも自分の中では大きかったです」とコメント。

　演じる杉元については「今まで成長していく役が多かったのですが、杉元という役では、乗り越えた後の失ってしまったものや忘れてしまった感覚を取り戻していく男を表現できればと考えていました。自分も年を重ねて、今まで見せたことのないものをたくさん出すことが出来たのではないかと思います」と振り返った。

　さらに「原作者の野田先生にお会いした時に『味方ですから』と言ってくださり、とてもうれしく思いましたし、心強かったです。撮影は、大自然の中や豪華なセットで一つ一つ丁寧に創り上げてる達成感がありました。完成が楽しみです」と自信をのぞかせた。