VIVANT:高梨臨、“乃木の母”は「とても幸せで、とてもかわいそうに見える存在」

ドラマ「VIVANT(ヴィヴァン)」に出演中の高梨臨さん(C)TBS
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ドラマ「VIVANT(ヴィヴァン)」に出演中の高梨臨さん(C)TBS

 俳優の堺雅人さんが主演を務める日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」(TBS系、日曜午後9時)。9月10日放送の第9話では、乃木憂助(堺さん)が、「テント」のリーダーで、父親であるノゴーン・ベキ(役所広司さん)の過去を知ることになるという。憂助の母・明美を演じている高梨臨さんは、「幸せな感じを醸し出せたら」と考え、演じたという。高梨さんに、撮影で感じた思いを聞いた。

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 --モンゴルロケで印象に残っているエピソードを教えてください。

 モンゴルには初めて行かせていただきましたが、何もかもが壮大でしたね。撮影では、ヘリコプターが飛んでいる中、何もない大草原をひたすら走ったりして。今までに体験したことがない出来事ばかりで、とにかく一つ一つが新鮮で印象的でした。

 モンゴルの役者さんたちともお芝居をさせていただきましたが、皆さん優しくて協力的で、とても居心地の良い撮影現場でした。帰りに少しカシミアのお店へ立ち寄ったくらいで、今回はゆっくりできなかったので、次回はプライベートで行きたいですね。ゲルにも泊まってみたいです(笑い)。

 --乃木明美を演じるにあたって意識したことや、福澤克雄監督とお話ししたのはどんなところですか?

 衣裳合わせの時に、福澤監督と「明美はとても幸せで、とてもかわいそうに見える存在」ということをお話ししました。明美の存在は、この物語にとても深く関わってくるので、本当に幸せな感じを醸し出せたらと思って演じました。以前、(夫・乃木卓役の)林遣都さんとは、ドラマで共演させていただいていたので、夫婦としての空気感はとても作りやすかったです。

 今回、島根県の奥出雲でもロケをしたのですが、実は以前、福澤監督と奥出雲で開催されたイベントでご一緒したことがあり、同じ場所で再び監督と撮影をするなんて、とてもご縁を感じました。

 福澤組はキャストもスタッフもエネルギッシュで、皆さんとても幸せな気持ちで現場にいるような印象です。私も明美を演じる時、そうした現場の幸福感のおかげで、自然に演じられました。

 --放送が始まってからの周りの反響はいかがですか?

 未公開のことが多すぎて、家族や友人から「どんなドラマなの?」「何役?」と聞かれても、何も説明できないところがとてももどかしくて、「とにかく見て」としか言えませんでした(笑い)。

 ただ、放送が始まってからは「すごく面白い!」とたくさんの方々から連絡をいただきました。私が出演していない回でも連絡をくれて。私自身も周りの人たちと同じく、イチ視聴者として毎回楽しみに見ています。本当にワクワクが止まりません。さすが福澤監督の作品だなと思います。

 --視聴者の方々にメッセージをお願いします。

 とにかく楽しんでいただけたらと思います。私も楽しんで撮影に参加させてもらいましたし、この番組に関わることができてとても幸せでした。

 ラクダで砂漠を渡るシーンや毎回驚かされるストーリーなど、「これは本当に日本の連続ドラマ?」と思えるようなワクワクがいろいろなところに仕掛けられていますので、期待して見ていただけたらと思います。皆さんで一緒に楽しみましょう。

 ※「VIVANT」第9話は9月10日午後9時半から。

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