洋輔:勝野洋とキャシー中島の息子 「手に職をつけなさい」母の一言が導いた出会い 「徹子の部屋」で

「徹子の部屋」に出演した洋輔さん=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演した洋輔さん=テレビ朝日提供

 手芸家の洋輔さんが、9月19日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。手芸家を志した経緯や、父親で俳優の勝野洋さん、母親でタレント、キルト作家のキャシー中島さんへの思いを語った。

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 番組では、両親から洋輔さんへのメッセージ映像が流れる場面があった。キャシーさんが「(手芸の仕事は)あなたには一番合っていることだと思います」と語る映像を見た洋輔さんは、「両親の子で本当に良かったなと最近つくづく思うことがたくさんあります」と笑顔を見せた。

 10代の頃は俳優を目指していたという洋輔さん。「合ってなかったっていうのが一番正しくて、待ち時間とかが苦手なんですよ。手芸に出会ってから落ち着きが身についたという感じ」とコメントした。

 大学にも通ったが「このまま何になるんだろう?」と悩み、キャシーさんに相談。「辞めてもいいけど、手に職を付けなさい」と言われ、パッと思い浮かんだのが、キャシーさんの影響で幼少期から慣れ親しんでいた刺しゅうだった。洋輔さんは、キャシーさんからビーズ刺しゅうデザイナーの田川啓二さんを紹介してもらい、服飾の学校に通い始めた。

 その後、仏パリの刺しゅう学校に留学。異国の学生たちと触れあう中で「生まれて初めて僕自身を見てくれた」と感じたという。「日本にいた時は、どうしても勝野洋とキャシー中島の息子っていうふうに見られることが多くて。これは僕の問題で、そう見られているだろうなっていう意識が強かったんですよね」と回顧。

 留学先の友人たちは、洋輔さんのことを「ビックリするくらい受け入れてくれた」という。留学したばかりの頃は人との距離感が分からなかったが、家族と接していたように距離を保つことで円滑にコミュニケーションが取れるようになった。人との接し方を教えてくれた両親へ感謝し、「両親の教えは正しかったんだって、いまだに思っています」としみじみ語っていた。

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