ばけばけ:「トキの“if”の姿」日本人妻・ラン役に蓮佛美沙子を起用したワケ CP語る“すごさ”「複雑な感情表現ができる方」

連続テレビ小説「ばけばけ」でランを演じる蓮佛美沙子さん(C)NHK
1 / 1
連続テレビ小説「ばけばけ」でランを演じる蓮佛美沙子さん(C)NHK

 高石あかりさんがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(月~土曜午前8時ほか)で、ヘブン(トミー・バストウさん)の同僚英語教師・ロバート(ジョー・トレメインさん)の妻ランを魅力たっぷりに演じている蓮佛美沙子さん。ラン役に蓮佛さんを起用した理由や演技の魅力について、制作統括を務める橋爪國臣チーフプロデューサー(CP)に聞いた。

あなたにオススメ

 ◇「バニラな毎日」での演技がオファーの決め手に

 蓮佛さん演じるランは、外国人の日本人妻として、トキ(高石さん)の手本となり、なんでも相談できるよき友人となっていく……という役どころ。カラッと明るく、ユーモアもあり、英語が堪能なキャラクターだ。

 そんなランについて、橋爪さんは「トキの“if(イフ)”の姿として見えたらいいなと思っていて。きっとトキにも、彼女のようなルートもあったと思います」と説明する。

 「当時、外国人と結婚した方たちは、相手が母国に帰る際に置いていかれることも多かったようです。トキは『自分はそうじゃない』と信じながらも、心の片隅には不安な思いを抱えていて。ずっとその気持ちに蓋をしていた状態だったんですが、ランという存在が目の前にいると、それが現実として感じられてしまう。良き相談相手でもあるし、あまりトキが見たくない姿でもあるし……という両方を兼ねそなえたキャラクターだと思います」

- 広告 -

 ラン役に蓮佛さんを起用した理由については、「ランは当時は先進的な女性だったと思うんです。パーティーに行って、外国の方と結婚して、『個人は個人』『いなくなったら私も身を引くつもりよ』と言っているけれど、心の中にはそうではない気持ちも抱えている。そんなランの心の揺れを、第23週で垣間見させたいなと思っていたので、そういう複雑な感情表現ができる方で、トキをきちんと包み込んでくれるちょっと年上の方がいいなと思い、蓮佛さんにお声掛けしました」と明かす。

 橋爪さんが蓮佛さんと仕事をするのは「ばけばけ」が初めて。昨年1月から放送されたNHK大阪放送局制作の夜ドラ「バニラな毎日」(総合)での演技を見て、オファーに至った。

 「本当にお受けしていただいて、とてもありがたかったです。脚本のふじきみつ彦さんが蓮佛さんのお芝居がとても好きらしいんです。それを全然知らずにキャスティングしたのですが、『ランは蓮佛さんになりました』とお伝えしたら、とても喜んでいました」

 ◇ヘブンに謝罪するシーンでの演技「本当に素晴らしい」

 第109回(3月5日放送)で、ランがヘブンに「実は、おトキさん、ヘブン先生に『フィリピン滞在記』のお話が来ていること、ご存じなんです。すみません。知っているものだと思って、ロバートから聞いた話を私が……」と謝罪。ヘブンが「アナタナラ、ドッチノミチ、ノゾミマスカ?」と尋ねると、ランは「私でしたら……旦那の生きたい道を選んでほしいと思います」と伝えた。

 この場面での蓮佛さんの演技について、橋爪さんは「さすがですよね。ちょっと引いた感じのお芝居がとても上手で、本当に素晴らしいです」と太鼓判を押す。

 「もちろんランは物語を動かす役割も担っていますが、トキの悩みを受け止めて、背中を押してあげている。それが、あのせりふの裏側にきちんと見える。そんな繊細な感情表現が、蓮佛さんのすごさだなと思います。人としてもとても素晴らしい方で、撮影の裏側でも『(『バニラな毎日』が終わって)すぐに戻ってきちゃった』と言って、みんなと楽しくワイワイ盛り上がって、現場の雰囲気をのほほんと楽しくしていただきました。ぜひまたご一緒できたらうれしいなと思います」

 第23週では、ランの揺れる心が垣間見える展開に。蓮佛さんの繊細な演技はもちろん、トキやヘブンたちとどのように関わっていくのかにも注目したい。

「ばけばけ」最新の人物紹介図を公開! 熊本編の登場人物を追加

NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の人物紹介図 (C)NHK
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の人物紹介図 (C)NHK
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の人物紹介図 (C)NHK
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の人物紹介図 (C)NHK
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の人物紹介図 (C)NHK
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の人物紹介図 (C)NHK
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の人物紹介図 (C)NHK
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の人物紹介図 (C)NHK

テレビ 最新記事

MAiDiGiTV 動画