ダンジョン飯：テレビアニメは連続2クール放送　BUMP OF CHICKENがOP　12月に劇場先行上映も

　「このマンガがすごい！2016」（宝島社）のオトコ編1位に選ばれたことも話題になった九井諒子さんのグルメファンタジーマンガが原作のテレビアニメ「ダンジョン飯」が、2024年1月から連続2クールで放送されることが分かった。テレビアニメの放送に先駆けて、劇場で先行上映が実施されることも発表された。「ダンジョン飯 ～Delicious in Dungeon～」と題して新宿バルト9（東京都新宿区）ほかで12月8日から3週間限定で上映される。

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　ロックバンド「BUMP OF CHICKEN（バンプ・オブ・チキン）」がオープニングテーマ（OP）「Sleep Walking Orchestra」を担当することも発表された。PV第1弾がYouTubeで公開され、OPがお披露目された。PV第1弾公開を記念し、九井さんがライオスたちを描き下ろしたイラストも公開された。

　BUMP OF CHICKENのメンバーは「『ダンジョン飯』大好きです。連載開始当初から追い続け、早く続きが読みたいと常にやきもきしておりました。主題歌のオファーをいただいた時は大変うれしく光栄に思うと同時に、あの唯一無二の独特な世界と物語がアニメで再現され、それを見られる日が来るという事実に心震え、思いの全てを音に込めさせていただきました。オープニング映像を見るのがとても楽しみです。食べたことがない、ちょっと怖いけど味見はしてみたい、あるいはめちゃくちゃおいしそうで食べてみたい……。センシたちの料理の数々がアニメでどうなるのか、ワクワクしながら放送を待っています」とコメントを寄せている。

　追加キャストも発表され、早見沙織さん、三木晶さん、川田紳司さんが出演することが分かった。早見さんはライオスの妹・ファリン、三木さんはライオスたちとパーティーを組んでいたナマリ、川田さんはシュローをそれぞれ演じる。

　早見さんは「原作を読んだ時から『ダンジョン飯』の独特なシリアス＆コメディー＆ほっこりのリズム感に引き込まれてしまったので、ファリン役で参加できてうれしいです。ファリンは、兄ライオスに似て好奇心旺盛で、心の優しい温和な人です。物語の中ではいろいろと驚くような展開になっていったりするのですが、私自身も全力で、かつ楽しみながらアフレコさせていただいております。アフレコ現場も、関わる皆様が愛情たっぷりに作品と向き合う空気に包まれています。おいしいものを食べながら、ぜひ、『ダンジョン飯』の世界をお楽しみください！」と話している。

　三木さんは「原作は大満足の最終回を迎えましたが、満を持してのテレビアニメ化です！　丁寧に丁寧に、原作へのリスペクトを感じる現場で、ナマリとして物語の追体験をさせていただけることが本当にうれしいです。個人的には、第2弾キービジュアルのお鍋にいるマンドレイクが、温泉につかっているかのごとく気持ちよさそうなのが可愛くて好きです。うれしいといえば、『渋谷ダンジョン飯』は一人でコソコソ楽しんでいたので、今後は何かあれば皆様と盛り上がれるぜ……！とほくそ笑んでおります。健康にはもちろん気を付けつつ、酒を片手にオンエアを楽しみに待ちたいと思います！」とコメントを寄せている。

　川田さんは「大人気作品『ダンジョン飯』に参加できることを、大変うれしく光栄に思います！　いろいろな食材（魔物）からできる料理の味を想像してワクワクするのはモチロン！　登場するキャラクター一人一人がとっても魅力的でグイグイ物語に引き込まれてしまいました！　ぼっちゃんだけど真面目で、剣の達人のシュローくんを楽しみながら全力で演じたいと思います！　よろしくお願いします！」と意気込みを語っている。

　「ダンジョン飯」は、マンガ誌「ハルタ」（KADOKAWA）で2014年に連載を開始し、今年9月に約9年半の連載に幕を下ろした。冒険者のライオス一行が、襲ってくるモンスターを料理して食べながら、ダンジョン踏破を目指す姿が描かれた。コミックスの累計発行部数は1000万部以上。

　アニメは「SSSS.DYNAZENON（ダイナゼノン）」で助監督を務めた宮島善博さんが監督を務め、「プロメア」「キルラキル」などで知られるTRIGGERが制作する。声優の熊谷健太郎さん、千本木彩花さん、泊明日菜さん、中博史さんがライオス一行を演じる。

　◇キャスト（敬称略）

　ライオス：熊谷健太郎▽マルシル：千本木彩花▽チルチャック：泊明日菜▽センシ：中博史▽ファリン：早見沙織▽ナマリ：三木晶▽シュロー：川田紳司