探偵!ナイトスクープ:「体と心の違和感」に悩む野球部エース 「男への決別」へ140キロ投げたい! 火の玉直球・藤川球児が指導

11月3日放送の「探偵!ナイトスクープ」から=ABCテレビ提供
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11月3日放送の「探偵!ナイトスクープ」から=ABCテレビ提供

 お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんが局長を務める人気バラエティー番組「探偵!ナイトスクープ」(ABCテレビ、金曜午後11時17分)。11月3日の放送では、竹山隆範探偵が「最後の全力投球140キロ」を調査した。

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 依頼は東京都の18歳大学生(18)から。父親がコーチを務める地域の軟式野球部に小学1年で入部。父親と毎日朝練に打ち込んだ結果、小2から投手を始め、中学の野球部ではエースを務めた。

 依頼者の成長を両親も喜んだが、自身は大きな悩みを抱えていた。「自分の体と心の性に対する違和感」を覚え「野球がうまくなる、イコール男性的な肉体になる」という現実に耐え切れず、中学3年の最後の大会を前に不登校となった。

 しかし、両親や担任教師、野球部の仲間に支えられ、性の違和感にも徐々に折り合いを付けられるようになり、高校では心も見た目も女性として生活。今春、大学に進学し、再び学内サークルで野球部のエースを務めている。ただ、野球に打ち込むほど筋肉量が増えるため、女性ホルモン投与を考えている。

 一方、そうすると体は女性へと近づき、速球を投げることはできなくなる。そこで、男としての体と決別する覚悟を決めるため、自分のボールは最高速度何キロなのか知りたい、できることなら、夢の140キロを投げられるとうれしい、というもの。

 依頼者に寄り添い、協力すべく、元プロ野球選手の藤川球児さんが助っ人として登場。ピッチングに思いのたけをぶつける依頼者と、大好きな野球で支えてきた父親の思いが交錯。ともに苦悩を乗り越えた父と子は、キャッチボールで再び、互いの思いに心を寄せる。

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