海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
趣里さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(月~土曜午前8時ほか)の第38回が11月22日に放送された。同回では、スズ子(趣里さん)の母・ツヤ(水川あさみさん)が危篤という知らせが届く。そんな状況でも、歌手としてステージに立つスズ子の姿に、視聴者が注目した。
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第38回では、入隊する前にお世話になった人を訪ねていた六郎は、東京のスズ子のもとにやって来る。久しぶりに再会した2人は、出征前最後の姉弟水入らずの時間を過ごす。スズ子はツヤ(水川あさみさん)の病状があまり良くないようだと六郎から聞かされる。
出征する六郎を見送ると、公演真っただ中のスズ子のもとに、大阪から「ハハキトク」の電報が届く。大きなショックを受けたスズ子は、母が危篤であることを劇団関係者に告げるが、演出家の竹田(野田晋市さん)から「舞台をなりわいにしている者は、親の死に目に会えないと思っていただきたい」と返される。
同席していた羽鳥(草なぎ剛さん)は「僕は帰ってもいいと思うけどね。お母さんの病気に弟さんの出征も重なったんじゃ正気でいられないのはもっともだ」と理解を示しながらも、「ステージに立つ以上はそれは関係ない」と主張。続けて「それができないならすぐに大阪に帰ってあげなさい」「ここに残るならそれぐらいの覚悟で歌ってほしいということです」とスズ子に告げた。
スズ子は、かつてツヤが話していた「お客さんにもぎょうさん福を届けたる!」という言葉を思い出し、東京に残り、ステージで歌うことを決意。舞台袖でスズ子は「お母ちゃん、ワテは歌手としてもっと大きなりたいんや」と覚悟を決めた表情でつぶやき、ステージへ飛び出すと、「センチメンタル・ダイナ」を歌い踊り、観客から大きな拍手と歓声を浴びた。
SNSでは「母への思いを込めた熱いパフォーマンスに圧倒された」「プロとして一回一回のステージを務め上げることの覚悟と気迫を突きつけられたわ」「母や観客のために歌う姿に号泣した」「ラストのうまく笑えずひきつるスズ子の表情スゴかった!」「『福来スズ子』が本当の意味で誕生した瞬間だと思う」といった声が相次いだ。
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