緊急取調室 (2025)
第7話 赤い殺意
12月4日(木)放送分
趣里さんがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、作曲家・羽鳥善一(草なぎ剛さん)の妻・麻里を演じている市川実和子さん。麻里は、音楽のことはよく分からないが、竹を割ったような性格で善一を支え、ヒロイン・スズ子(趣里さん)の良き相談相手となる。朝ドラ初出演となる市川さんが、夫役を演じる草なぎさんとの撮影の様子や、趣里さんの印象などを語った。
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市川さんは「ブギウギ」の出演オファーがきたときを振り返り、「ラジオで笠置シヅ子さんの『買物ブギー』を知って『こんなにおもしろい曲があったんだ』とずっと聴いていた時期があり、その日の朝も聴いていたら『ブギウギ』出演のお話がきてびっくりしました」と話す。
「不思議なご縁ですごくうれしかったです。(善一のモデルとなった)服部良一先生の本や、当時の本を読んだりしながら、準備期間も楽しみました。実在された方をモデルとする役の妻を演じる上で、失礼のないようにいつもより背筋が伸びる思いです」
劇中では、スズ子が善一や麻里、息子のカツオ(高田幸季くん)と食卓を囲むシーンがしばしば登場するが、羽鳥家の明るくモダンな雰囲気が、SNSでも「良い家族」と話題になっている。市川さんは初めて台本を読んだときの感想を「羽鳥家がとてもまぶしく感じ、幸せな家族で憧れます」と明かす。
「おもしろい夫婦ですよね。善一さんはひょうひょうとしていて、麻里も自由で感性が柔らかい。夫はいわゆる『芸術家』だし、その周りも変わった人たちばかりだけれど、それを受け入れられる麻里も、あまり型にはまった考え方はしない人なのかなと思っています。私自身もわりと麻里と感覚が近い気がするので、あの状況を受け入れられるのかもしれません。芸術家の夫と向き合う普通の人としての葛藤もあると思うので、その心の揺れなどは丁寧に演じていけたらいいなと思っています」
市川さんがテレビドラマに出演するのは「はぶらし/女友だち」(2016年、NHK BSプレミアム)以来7年ぶり。市川さんは「久しぶりの映像作品で、着物でお芝居するのもほぼ初めてでした」と語る。
「時代に合わせた言葉づかいや所作もあって、撮影初日はとても緊張しましたが、草なぎさんが『最高だよ俺たち! 今日会った仲とは思えない!』と盛り上げてくださいました。人間味があって熱量がある、この現場の空気が伝わればいいなと思っています。また、息子のカツオを演じる髙田幸季君は朝ドラ常連ということで、私の緊張をほぐしてもらっています。私が緊張していると『カードやろう』と遊んでくれたり、算数を教えてくれたり(笑い)」
ヒロインを演じる趣里さんの印象については、「とても可愛くて、私はもうただのファンです。10年ほど前に舞台で見た趣里ちゃんがあまりにもすてきで、それ以来ファンなんです。モニターで趣里ちゃんのアップを見つめています」と笑う。
最後に、視聴者に向けて「東京に出てきたスズ子が頼って相談できる場所が、麻里のいる羽鳥家。スズ子にとっての癒やしの場所が、ご覧になる皆さんにとっても癒やしになればと思っています。『ブギウギ』の台本を読んでいると、暗い時代の中に差す光が感じられて、それがとてもすてきだと思いますので、視聴者の皆さんにも、この先も楽しみにしていただきたいです」とメッセージを送った。
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