お墓から見たニッポン:「源氏物語」作者・紫式部の墓 室町初期に熱心なファンが移動させた? 辞世の句も紹介

紫式部の墓(C)テレビ大阪
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紫式部の墓(C)テレビ大阪

 偉人らの墓を訪ね、供養の心を再発見するテレビ大阪の番組「加登SPECIAL お墓から見たニッポン」の最新作「SEASON7」が、1月16日、23日、30日の午後5時から放送される。今回のテーマは「時代を彩った女たち」。歴史上の女性たちが、その時代をどう生きてきたのか、その墓を訪ね“彼女たちの真実”をひもといていく。

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 16日の放送回は、「源氏物語」の作者で知られる紫式部の墓(京都市北区)を訪れる。道路を歩いていると、突如現れる紫式部の墓所。室町時代初期、熱心なファンがこの地へ移動させた記録が残っているというが、なぜこの場所だったのか。ヒントは隣に眠る、紫式部より200年前ほどに生きた男性にあった。

 番組では、紫式部の辞世の句も紹介。強気で負けず嫌いだったという彼女だが「死んでいく者が書いたものを、誰が生きながらえて読んでくれるだろう。消えることがない形見ではあるけれど」(現代語訳)という一抹の寂しさを詠(よ)んでいた……。

 番組では、23日は建礼門院(平徳子)、30日は春日局を特集する。


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