ブギウギ:まるでコント? スズ子&羽鳥らのテンポのいい掛け合い 「爆笑」「上質な喜劇」と話題

NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第72回の一場面(C)NHK
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NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第72回の一場面(C)NHK

 趣里さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第72回が1月15日に放送された。終盤のコントのような展開が、視聴者の間で話題になっている。

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 小夜(富田望生さん)が付き人をやめると言って姿を消してから3カ月。愛助(水上恒司さん)は大学を卒業し、村山興業の宣伝部で働き始めていた。

 そんなある日、スズ子のもとに山下(近藤芳正さん)がやって来る。喜劇王として名をはせるタナケン(生瀬勝久さん)が、自身が演出・主演する舞台の共演女優を探していて、スズ子に会いたいと言っているのだという。女優は畑違いだと断るスズ子だったが、山下に説得され、一度タナケンに会うことになる。

 後日、タナケンに会うため稽古(けいこ)場を訪れたスズ子と山下。約束の時間から2時間遅れでやって来たタナケンは、スズ子のことを無表情のまま見つめるだけで何も話さない。さらに「私はあなたを好き好んで呼んだわけではない」と言い放ち、ある人物の薦めで会っただけだと話した。

 合格とも不合格とも言わないタナケンにしびれを切らしたスズ子は「時間の無駄や」と帰ろうとするが、そこに突然、羽鳥(草なぎ剛さん)がやって来る。羽鳥はこの舞台の音楽監督を務めていて、タナケンにスズ子を推薦していた張本人だった。スズ子は「この話はたった今お断りさせていただいたんです」と話すが、羽鳥はお構いなしに「そんなことより福来君、君のイメージで曲を作った」と新曲「コペカチータ」の楽譜を差し出す。

 羽鳥は「これは君にしか歌えない不思議なリズムなんだ。棚橋さんとの共演でまた新たな扉を開いた福来スズ子が、この歌でさらに魅力を爆発させる。どうだい? ワクワクするだろう?」とまくし立てる。続けて「君が歌ってこそ、この舞台は完成する。ねぇ、棚橋さん」と尋ねると、タナケンは「それはどうだろう」と真顔で返答。スズ子を売り込みたい山下は「ぜひやらせてください!」とタナケンに猛アピールした。タナケンが「別にいいんじゃない?」と告げたことで、スズ子の初めての舞台出演が決まり、同回は幕を閉じた。

 スズ子、羽鳥、タナケン、山下のコミカルな掛け合いに、SNSでは「ラスト5分からの4人のせりふ回しのテンポも間も表情も素晴らしかった! 強豪校のボール回しみたいだった」「一流のコントを見せてもらった気がするわ」「コメディーの舞台見てるみたい」「やり取りだけで爆笑」「朝から上質な喜劇をありがとう」といった声が上がっていた。

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