第47回日本アカデミー賞:優秀アニメーション作品賞に「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」「君たちはどう生きるか」「窓ぎわのトットちゃん」「名探偵コナン 黒鉄の魚影」「BLUE GIANT」

「第47回日本アカデミー賞」の優秀アニメーション作品賞に選ばれた「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」(C)映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」製作委員会
1 / 5
「第47回日本アカデミー賞」の優秀アニメーション作品賞に選ばれた「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」(C)映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」製作委員会

 「第47回日本アカデミー賞」の優秀賞が1月25日に発表され、優秀アニメーション作品賞に「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」(古賀豪監督)、「君たちはどう生きるか」(宮崎駿監督)、「映画『窓ぎわのトットちゃん』」(八鍬新之介監督)、「名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)」(立川譲監督)、「BLUE GIANT」(立川監督)の5作品が選ばれた。

ウナギノボリ

 「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」は、故・水木しげるさんのマンガが原作のテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期の劇場版で、水木さんの生誕100周年を記念して公開された。鬼太郎の父(かつての目玉おやじ)と水木が主人公で、“鬼太郎の父たちの物語”が初めて語られる。2023年11月17日に公開された。

 「君たちはどう生きるか」は、2013年公開の「風立ちぬ」以来、約10年ぶりとなる宮崎監督の長編アニメ。宮崎監督が原作、脚本を手掛けた。2022年12月にポスタービジュアルがお披露目されたが、あらすじ、キャスト、主題歌などが事前に明かされないまま、2023年7月14日に公開された。第96回アカデミー賞の長編アニメーション映画部門賞にノミネートされたことも話題になっている。

 「映画『窓ぎわのトットちゃん』」は、黒柳徹子さんの自伝的小説「窓ぎわのトットちゃん」を劇場版アニメとして初めて映像化した。第二次世界大戦が終わる前の激動の時代を背景に、小学1年生のトットちゃんの日常や、ユニークな校風のトモエ学園での先生、友人たちとの出会いが描かれる。2023年12月8日に公開された。

 「名探偵コナン 黒鉄の魚影」は、人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版第26弾。東京・八丈島近海にある世界の防犯カメラをつなぐための海洋施設・パシフィック・ブイを舞台に、江戸川コナンらの活躍が描かれる。2023年4月14日に公開され、興行収入は138億3000万円超と、「名探偵コナン」の劇場版シリーズ史上初めて興行収入100億円を突破。シリーズ最高記録を更新した。

 「BLUE GIANT」は、「岳」などで知られる石塚真一さんのジャズをテーマにしたマンガが原作。ジャズの魅力にとりつかれた宮本大が、世界一のジャズプレーヤーを目指す姿を描く。ピアニストの上原ひろみさんが音楽を担当したことも話題になった。2023年2月17日に公開された。

 日本アカデミー賞は日本の映画芸術、技術、科学の向上発展のために設けられ、選考は日本アカデミー賞協会員の投票で実施される。今回の選考は、2023年1月1日~12月31日に公開された作品が対象。各部門の最優秀賞は3月8日にグランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール(東京都港区)で開かれる授賞式で発表される。

写真を見る全 5 枚

アニメ 最新記事