北山宏光:4月期テレ東「君が獣になる前に」で退所後初ドラマ主演 人の“獣性”巡るノワール・サスペンス 「かなりインパクトのある作品に」

4月5日スタートの連続ドラマ「君が獣になる前に」で主演を務める北山宏光さん(C)TOBE Co., Ltd.
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4月5日スタートの連続ドラマ「君が獣になる前に」で主演を務める北山宏光さん(C)TOBE Co., Ltd.

 元「Kis-My-Ft2」の北山宏光さんが、4月5日からテレビ東京の「ドラマ24」(金曜、深夜24時12分)枠でスタートする連続ドラマ「君が獣になる前に」で主演を務めることが2月9日、明らかになった。昨年8月末にジャニーズ事務所を退所した北山さんが、ドラマで主演を務めるのは退所後初。テレ東のドラマで主演するのは「ただ離婚してないだけ」(2021年)以来、約3年ぶりで、今作も安里麻里監督ら「ただ離婚してないだけ」チームとタッグを組む。

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 ドラマは、マンガ誌「週刊ヤングマガジン」(講談社)で、さの隆さんが2021~23年に連載した同名マンガが原作。人気若手女優・希堂琴音が起こした日本犯罪史上最悪の毒ガステロ事件の謎に、琴音の幼なじみである主人公・神崎一(はじめ)が挑む、人の「獣性」を巡るノワール・サスペンスとなる。

 北山さん演じる神崎一は葬儀会社の社員。史上最悪のテロ事件をおこした希堂琴音は8歳年下の幼なじみで「お兄ぃ」と呼ばれ慕われていた。琴音のことを調べているさなか、何者かに殺され、過去にタイムリープ。タイムリープ先では、自分の気持ちを正直に打ち明け、琴音と恋人同士になって同居し、彼女が事件を起こすのを止めようと奔走する。

 北山さんは「『ただ離婚してないだけ』のチームに再びお話をいただけたことがとてもうれしかったです。原作、台本を読んで、このチームだからこそ作れる世界観だと確信を持てました。そして個人としても新たなスタートを切り、役者としても新たなスタートなので、今の自分にできる事を全力で向き合いながら作っていきたいと思います」とコメント。

 「今まで積み重ねてきたものをこの作品で出し切れるように、監督やスタッフと話し合いながら丁寧にお芝居をしていけたらなと思っています」と意気込み、「一度見てしまったら抜け出せない、かなりインパクトのある作品になると思います。ぜひとも最終話まで楽しんでください。よろしくお願いします」とアピールした。

 原作者のさの隆さんは「原作が『毒ガス』『テロ』といったセンシティブかつ攻めた内容だったので、ドラマ化と聞いたときには、うれしさ以上に驚きがありました。作品の実写化を引き受けていただいたキャストの皆様、制作陣の皆様には感謝の念が尽きません! 神崎と琴音の物語を実写の魅力と共に味わえると思うと、原作者として、また一視聴者として今からとても楽しみにしております。皆様にも迫力満点の実写クライムサスペンスを楽しんでいただけたら幸いです」とコメントを寄せた。

 テレビ東京の松本拓プロデューサーは「歴史は繰り返されていきます。原作を読ませていただいたとき、この現代に対するメッセージ性を強く感じました。人の“獣性”というものはどこから生まれるのか。いったい何が人を“獣”にするのか。とても難しいテーマではありますが、今、この時代に挑戦するべき題材なのではないかと思い、映像化の企画を致しました。抱えきれない悲しみと憎しみに対し、人はどうあるべきか。私自身もこのドラマを経て、一つの答えを見つけられればと思っています。昨今のテレビドラマでは、まず見られないストーリーと演出になると思いますが、ぜひ最後まで見ていただけたら幸いです」と呼び掛けた。

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