サイエンスSARU×MBS：「オリジナルショートアニメ大作戦！」　第2、3話は宇宙人と犬の物語　木下絵李が監督

　「映像研には手を出すな！」「平家物語」などのサイエンスSARUとMBSがタッグを組んだオリジナルショートアニメ「サイエンスSARU×MBS オリジナルショートアニメ大作戦！」の第2、3話の情報が発表された。タイトルは、第2話「MOON Episode 1 Sandwich」、第3話「MOON Episode 2 Camping」で、宇宙人の月と、宇宙服を着た犬のエイキンという種族の異なる者同士が自由気ままに暮らす様子が描かれる。「映像研には手を出すな！」の絵コンテ・作画監督、「犬王」の演出補佐を務めた木下絵李さんが監督を務め、商業作品の監督としてデビューする。

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　第2話「MOON Episode 1 Sandwich」はキャラクターデザイン、絵コンテ、アニメーションを木下監督自らが担当。第3話「MOON Episode 2 Camping」は、「SPY×FAMILY」シーズン1の第23話で絵コンテを担当した本橋茉里さんが絵コンテを手がけ、オーストラリア出身のNick McKergowさんが演出・アニメーションを担当する。米ロサンゼルス在住のLouie Zongさんが音楽を手がける。

　木下監督は「一日の終わりに、全身の力を抜いて楽しめる作品になるといいな、という思いを込めて制作しました。Louie Zongさんの可愛く軽やかな音楽にのせて、宇宙のどこかで暮らすいきものたちの日常をお届けします。大人から子供まで、多くの方に見ていただけたらうれしいです」とコメントを寄せている。

　Louie Zongさんは「サイエンスSARUから『MOON』ショートアニメの作曲を依頼された時、本当にワクワクしました。このスタジオの作品はいつも大好きなんですが、今回の作品では選んだコードや楽器でジャジーでユーモラスな雰囲気を表現したいと思いました。特に、可愛らしくて面白いアニメに合わせるためにです。シンセとギターの組み合わせや、軽快なボサノバの感じが、そのムードを伝えるのに役立ったと思います。このような機会をくださった木下絵李監督とGRANDFUNK INC.に心から感謝します」と話している。

　音楽プロデューサーの遅沢淳さんは「『MOON』の音楽はロサンゼルス在住のLouie Zongさんに書き下ろしていただいた楽曲です。アニメーターでもある彼のさまざまな作品に監督がとてもインスパイアされたということだったのですが、ミュージシャンとしての側面が素晴らしく、せっかくなので今回フィーチャーできないかと考えご本人にオファーしたところ快諾いただき、実現しました。彼も日本のアニメやサイエンスSARUの作品のとてもファンで、相思相愛にあふれる作品となりました」と語っている。

　「サイエンスSARU×MBS オリジナルショートアニメ大作戦！」は、各話約90秒のショートアニメで、気鋭のクリエーターが独自の世界観を表現する。全4話。MBS・TBS系の深夜アニメ枠「スーパーアニメイズム」の“おしり”で3月1日から放送される。

　◇第2話「MOON Episode 1 Sandwich」のスタッフ（敬称略）

　監督：木下絵李▽キャラクターデザイン・絵コンテ・アニメーション：木下絵李▽美術監督：河野羚▽色彩設計：辻田邦夫▽撮影監督：富崎杏奈（アニモキャラメル）▽編集：金堂公亮▽音楽：Louie Zong▽音楽プロデューサー：遅沢淳（GRANDFUNK INC.）▽音響監督：木村絵理子▽アニメーションプロデューサー：崎田康平、橋本拓明▽プロデューサー：亀井博司▽アニメーション制作：サイエンスSARU

　◇第3話「MOON Episode 2 Camping」のスタッフ（敬称略）

　監督：木下絵李▽キャラクターデザイン：木下絵李▽絵コンテ：本橋茉里▽演出・アニメーション：Nick McKergow▽美術監督：河野羚▽色彩設計：辻田邦夫▽撮影監督：富崎杏奈（アニモキャラメル）▽編集：金堂公亮▽音楽：Louie Zong▽音楽プロデューサー：遅沢淳（GRANDFUNK INC.）▽音響監督：木村絵理子▽アニメーションプロデューサー：崎田康平、橋本拓明▽プロデューサー：亀井博司▽アニメーション制作：サイエンスSARU