ドラマ1週間:小芝風花が来年の大河「べらぼう」で“伝説の遊女”役 杉咲花は“記憶障害の脳外科医”役で4月期連ドラ主演

2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」に出演する小芝風花さん
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2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」に出演する小芝風花さん

 1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回(2月17~23日)は、小芝風花さんが、横浜流星さん主演で2025年に放送されるNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」で“伝説の遊女”役で出演する話題、杉咲花さんが、4月スタートのカンテレ・フジテレビ系“月10”(月曜午後10時)ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」で“記憶障害の脳外科医”役で主演することが話題になった。前後編で取り上げる。

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 人気グループ「King & Prince」の高橋海人さんが、4月からテレビ東京系の「ドラマプレミア23」(月曜午後11時6分)枠で放送される連続ドラマ「95」(キュウゴー)で主演を務めることが2月17日、明らかになった。高橋さんはテレビ東京のドラマ初出演、初主演となる。原作は、「イノセント・デイズ」で第68回日本推理作家協会賞を受賞した早見和真さんの受賞後1作目の青春小説。1995年の渋谷を舞台に、大人が作った社会の仕組みにあらがう高校生たちを描く。高橋さんが演じるのは、高校生の広重秋久、通称Q(キュー)。1995年3月20日、秋久は、地下鉄サリン事件をきっかけに人の死に直面し動揺するが、同級生ら仲間とともに心の赴くままに生きていく。

 人気グループ「SixTONES」の京本大我さんが4月期の連続ドラマ「お迎え渋谷くん」(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後11時)で主演を務めることが17日、明らかになった。年の離れた妹のお迎えをきっかけにした若手売れっ子俳優と保育士の“うぶキュン”ラブコメディー。京本さんが同局系の連続ドラマで主演を務めるのは初めて。俳優の田辺桃子さんがヒロインを演じる。原作は、蜜野まことさんの同名マンガ(集英社マーガレットコミックス)。京本さんが演じる若手俳優の渋谷大海は、普段はジャージーに雪駄(せった)でオシャレさのかけらもない、ちょっと天然なぼんやり系イケメンという役柄だ。

 俳優の川口春奈さんが、4月スタートのTBS系“金曜ドラマ”枠(金曜午後10時)の連続ドラマ「9(ナイン)ボーダー」で主演を務めることが19日、明らかになった。木南晴夏さん、畑芽育さんと初共演で3姉妹を演じる。「9ボーダー」は、19歳、29歳、39歳と“大台”を迎える前のラストイヤー=「9ボーダー」真っただ中の3姉妹が、父の突然の失踪を機に一つ屋根の下に集結。「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の“3L”をテーマに、人生を前向きに進んでいく姿を描くヒューマンラブストーリー。川口さんは、自身と同じ29歳の主人公で大庭家の次女、大庭七苗(おおば・なな)を演じる。

 俳優の小芝風花さんが、横浜流星さん主演で2025年に放送されるNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」に出演することが19日、明らかになった。小芝さんは初の大河ドラマ出演となり、主人公の蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう、横浜さん)の幼なじみで、“伝説”の遊女、花の井(五代目瀬川)を演じる。「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」は、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎の生涯を描く。小芝さん演じる花の井は、吉原の老舗妓楼「松葉屋」を代表する遊女。時に蔦重を助け助けられながら、生まれ育った吉原の再興に尽力を注ぐ。

 俳優の杉咲花さんが、4月スタートのカンテレ・フジテレビ系“月10”(月曜午後10時)ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」で主演することが19日、明らかになった。“記憶障害の脳外科医”という前代未聞の主人公が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく新たな医療ヒューマンドラマ。杉咲さんはフジテレビ系連続ドラマ初主演で、自身初の医師役に挑戦する。杉咲さんは、ある事故で脳を損傷し、重い後遺症を抱える脳外科医の川内ミヤビを演じる。原作は「モーニング」(講談社)で2020年から連載中のマンガ「アンメット-ある脳外科医の日記-」。元脳外科医の子鹿ゆずるさんが原作、大槻閑人さんがマンガを手がけている。

 俳優の當真あみさんが、3月26日に放送されるNHKのドラマ「ケの日のケケケ」(総合、BSプレミアム4K、午後10時)で主演を務めることが19日、明らかになった。當真さんはテレビドラマ初主演で、感覚過敏の高校生(15歳)の少女・片瀬あまねを演じる。ドラマは、第47回創作テレビドラマ大賞を受賞した27歳の脚本家・森野マッシュさんのデビュー作で、あまねが仲間とともに自分の居場所づくりをしようとする姿を描く。當真さんは「私が演じたあまねは、光や音に敏感で、食べられる物と食べられない物などがある感覚過敏の女の子です。感覚過敏について見る方に知っていただけるとうれしいです」と語った。

 俳優の水上恒司さんと夏帆さんが、山下智久さんが主演する4月スタートの連続ドラマ「ブルーモーメント」(フジテレビ系、水曜午後10時)に出演することが20日、明らかになった。水上さんが演じるのは、東京消防庁・消防救助機動部隊に所属する優秀なレスキュー隊員の園部優吾。中学生の頃に遭難した際、レスキュー隊員の佐竹尚人に救われたことでレスキュー隊員に憧れを抱き志願。やがて優秀なレスキュー隊員へと成長する。夏帆さんは、若くして神の腕を持つも、病院内で起きたある出来事をきっかけにメスを握れなくなってしまった天才脳外科医の汐見早霧を演じる。

 俳優の仲村トオルさん、佐々木蔵之介さんが、石原さとみさん主演で2024年4月期に放送される連続ドラマ「Destiny」(テレビ朝日系、火曜午後9時)に出演することが20日、分かった。中村さんは石原さん演じる横浜地検検事、西村奏(かなで)の父親を、佐々木さんは奏の恋人だった野木真樹(亀梨和也さん)の父親をそれぞれ演じる。佐々木さん演じる辻英介は、東京地検特捜部の検事として、強い正義感を胸に仕事に打ち込んできたが、娘の奏が15歳の頃、思いもよらぬ事件に巻き込まれ命を落とした。仲村さん演じる野木浩一郎は、有名な事件を多数手掛けるエリート弁護士。息子の真樹が子どもだった頃から折り合いが悪く、親子関係は確執状態にある。

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