海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
趣里さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第105回が2月29日に放送され、山下(近藤芳正さん)と大野(木野花さん)のやり取りに、視聴者の注目が集まった。
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第105回では、スズ子のマネジャーを辞めるという山下は、新たなマネジャーとして、自分の甥(おい)の柴本タケシ(三浦りょう太さん)を連れてくる。初めは拒むスズ子だったが、「どうかタケシを一人前にしたってください」と頭を下げる山下に押され、しぶしぶタケシをマネジャーとして受け入れることにする。
後日、山下はスズ子が稽古(けいこ)で不在の時間を狙って、スズ子の自宅を訪問。山下は家政婦の大野(木野花)に、自分も年を取ってきてスズ子に迷惑をかける前に辞めなければいけない、スズ子には若い人を引っ張っていってほしいと考えたことが、引退を決めた理由だと明かした。
そして山下は、愛助(水上恒司さん)について「生きがいでした。亡くなったときはホンマがっくりしたわ。よりどころがのうなって一気にへこたれてしもうて……」と語り、涙をぬぐった。これに大野も「つらいよなぁ」と共感。かつて戦争で家族を失い、天涯孤独になった大野は「どうして生ぎ残ったのが、わだすなんだべ……」と吐露した。
山下は「大丈夫。大丈夫や」と大野に笑顔で語りかけ、スズ子のそばで必死に働いているうちにつらい思いも消えたと回顧。「ハラハラすることもありまっけど、一緒におったらなんだか元気になる。スズさんというのは、何や不思議な力がある人です」と話した。そんな山下の言葉に、大野も「分がる気ぃがします」とほほ笑むのだった。
大切な人を失った悲しみを抱える2人のやり取りに、SNSでは「うわって涙が出てきた」「山下じいと大野さんの二人の会話じーんとくるな」「山下さん、大野さんに心の引き継ぎをしに来たんだね……」「スズ子に生きる力をもらうバトンの受け渡し」「いぶし銀のベテラン俳優2人の演技が素晴らしかった」といった声が上がっていた。
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