不適切にもほどがある!:「最終回が決まってないなんてさ、最高じゃん」 阿部サダヲのセリフに「名言」「泣いた」の声(ネタバレあり)

ドラマ「不適切にもほどがある!」第7話の一場面(C)TBS
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ドラマ「不適切にもほどがある!」第7話の一場面(C)TBS

 阿部サダヲさん主演、宮藤官九郎さん脚本の連続ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系、金曜午後10時)の第7話が3月8日に放送された。阿部さん演じる小川一郎のセリフについて、SNSで話題になった。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 第7話「回収しなきゃダメですか?」では、市郎と羽村(ファーストサマーウイカさん)が、ホテルのスイートに滞在する大物脚本家「エモケン」こと江面(池田成志さん)の元へ。せめて書いたところまで見せてほしいと原稿を受け取った市郎は、その分量に思わず「これだけ?」。エモケンは「もう少し早く降板すべきだった。申し訳ない」と謝罪する。

 ところが、原稿を読んだ羽村は「この5ページ、素晴らしいじゃないですか!」「私もアイディア出すんで、今日中に完成させませんか?」とエモケンに伝える。そんな中、新作ドラマ「17歳~この景色、忘れない~」の“景色”について「最終回に見せるとしたらどんな景色かな」と思いをめぐらすエモケンだったが、良いアイディアは出てこない。

 まずは、納得のいく第1話を書き上げろってことなのでは、と市郎は伝えるが、エモケンは「完璧な起承転結。1話からの伏線を最終回でぜ~んぶ回収して、最後のピースがラストシーンで、ズバッとはまってエンドマーク! これしかないよ」と譲らない。

 「回収しないとダメかね?」という市郎に、エモケンは「ダメだね。完璧主義なんだ。ずっとそれでやってきた。ゴールさえ決まれば道筋が決まるんだよ。そしたら一気に書けるんだよ」と話すのだった。

 「どうなるか、いつまで続くかわからないから面白いんじゃないの?」と伝えた市郎は「最終回が決まらないと書けない? 冗談言うなよ! 俺と純子(河合優実さん)の最終回はな、決まってんだよ!」と声を張り上げる。

 自分と娘の純子が、1995年に亡くなることを知っている市郎は「いつか終わる。ドラマも人生も。だからそのギリギリ手前までとっちらかってていいんじゃないかね? 最終回が決まってないなんてさ、最高じゃん。俺に言わせりゃ最高だよ」と言うのだった。

 SNSでは「最終回が決まっていないなんて最高じゃないかって名言だなあ」「市郎の最終回のセリフに泣いた」「阿部サダヲのセリフ、グッときたよ~ 最終回決まってないの最高だよな~」「市朗の『最終回が決まってないなんて最高じゃん!』の言葉の重みよ」といったコメントが並び、話題になった。

 ドラマは、スパルタ指導で子供に接する中学体育教師で、野球部顧問の小川市郎(阿部さん)が1986年から2024年へタイムスリップ。法令順守に縛られた令和の人々に考えるきっかけを与えていく……というストーリー。

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